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2016/9/5

[SimWorks Publishing]TERASU vol.1 EARLY HUES

 この度SimWorks Publishingにて新しく取り扱うこととなったフォトブック”TERASU”の紹介です。

terasu

TERASU vol.1 EARLY HUES

サイズ:B5, 176mmx250mm
ページ数:120
素材:日本及びカナダ産木材による日本製紙素材、ノンVOCインキ及び植物油インキ
表紙:シルク15%-レーヨン85%インディゴファブリック、リサイクルカードボード
レタープレス:表紙にシルバーまたはゴールドのプリント
プリンター:藤原印刷(松本)によるカーボンニュートラル印刷
その他:日本語テキストブック付属

 TERASUはマックス・ハウゼガ(MAX HOUTZAGER)が中心となりサーフィン、スノーボード、自転車、食やライフスタイルなどをその道に情熱を傾ける人の視点で一冊のフォトブックにまとめた初版200冊のみのプロジェクト。マリンカウンティ(サンフランシスコの北)にルーツを持ちマウンテンバイクとフォトグラフィに没頭していたマックスは怪我のためレースから退きましたがそこでサーフィンという別の情熱を見つけます。さらにその後にスノーボードトリップで訪れた北海道のニセコで今度は日本の言語・食・文化に魅了され今はそれらの情熱をTERASUへと注ぐためマックスは日本で活動しています。

 

Extension of Art and Experience

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 TERASUはWATER・EARTH・SNOW・GASTRONOMYの4章から成るフォトブック。しかし各コンテンツはランダムに一冊の中に散らばっています。厳しい環境で波を追うサーファーDAN CROCKETTやニセコのスノーボーダーTARO TAMAI、元プロトライアスリートのフードコーディネーターLENTINE ALEXIS、そしてSHINYA TANAKA(Circles/SimWorks)といった人たちの、表現手段としてのSurf、Bike、Snow、Food、そして彼らがもっている経験、そうした文章や印象的な写真がまるで旅をしているかのようにページを巡っていきます。

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Technique and Method

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 その写真の表現にもデジタルやアナログなどの表現手法の違いがあるようにTERASUは紙の質も単調ではなく、仕上げや厚みなどが違う紙を組み合わせて製本されています。マットな厚紙にプリントされたモノクロの海の写真、次のページのイメージが透けて見えるほど薄い紙にプリントされた奥行きのある写真、綺麗な発色を見せる料理は光沢紙といったように、パンクロッカーが手間とアイデアをかけてファンジンを作るがごとく、TERASUも製本をひとつの表現手法にしています。表紙にはレタープレスによるタイトルと写真の埋め込み、そして巻末には200冊中のナンバーが手書きされています。

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Early Hues

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 TERASUのサブタイトルにあるEARLY HUESとは早朝の色相のこと。夜明けの光でまだいろんなものの色が定まっていない世界から始まる本です。読後の世界はどんな色相でしょう。ぜひご自身でお確かめください。

TERASU

 3種類あるカバー写真は、北海道サーフ、ヴァション島でカニ釣り、羊蹄山の春。オプションでお選びください。