SimWorks by Nissen

シムワークス バイ 日泉ケーブル


進む、曲がる、止まる。
命を乗せて走るものだから、安全には徹底したいのです。
基本は十二分におさえた上で、フィーリングの良いものを如何に作り上げるか。
自転車のフィーリングが良くなれば、世界のフィーリングもきっと良くなる。
日泉ケーブルの哲学とSimWorksのアイデアで、世界をもっと楽しくします。

Still wired – SimWorks by Nissen

あまりにも性能のみを追求するあまり、大切な事をお座なりにしてしまうことはどんな産業帯においても多々あるのだと考えます。そして国産だから良いなどという幻想はとうの昔に消えて無くなっていることに気が付いているものの、見て見ぬ振りをしてばかりの状況に陥っていることも忘れてはなりません。日泉ケーブルの存在は恥ずかしながらこの数年で初めて知ったのですが、小さい製造現場ながらもどう工夫し、最良が出来上がるのか、そして何がユーザーに求められ、そしてそれらを丁寧にカタチにしていこうとする製造現場がもつ情熱がシムワークスのバイブレーションと共鳴したことは必然の成り行きだったのだと確信しています。

織機のバネなどを製造していた創業当初の日泉ケーブルでしたが、その後自転車のブレーキワイヤーなどの製造販売に携わるようになり、実に70年もの歴史を経て現在に至ります。より良いものづくり以上にユーザーの声を正しく拾っていくことの大切さを製造の現場に求め、たどり着いた結果はしなやかさと多様性でした。

シムワークスからのアウターのラインナップはすべて3mカット。ワイドなハンドル、フルアウター仕様車にも楽々対応します。
平線コイルのステンレスアウターがブレーキ用シフト用の2種。クラシカルなルックスのブレーキ用ヘリテージアウターがフレンチイタリアンの2種。



Stainless Outer Cable
for Brake – 3m
for Shift – 3m

Heritage Outer Cable
French for Brake – 3m
Italian for Brake – 3m

そして、SP31の通称でご存知の方も多いインナーワイヤー。しなやかなのに伸びない特殊な構造で、且つ丈夫で長持ち、、、と、あらゆる面で市場のインナーを凌駕する一級品!こちらもラインナップに加わっております。



SP31 Inner Wire
for Brake (Road – Shimano / Sram) 2m x 2pcs
for Brake (MTB) 2m x 2pcs
for Shift (Shimano / Sram) 2.3m x 2pcs

日泉製のケーブル/ワイヤーで際立つ特徴はまず「しなやか」であること。
しなやかということは、取り回しが楽で無理の無いケーブルルーティングができるということであり、そして無理のないルーティングはレバーの引きを軽くし、システム全体の寿命も長くできるということです。複雑になりがちなコックピットでも、操作性にストレスのないワイヤリングを構築できるのです。
ステンレス製であれば耐候性もプラスされ、日常性能に磨きがかかります。

そして高い信頼性。
信頼性が高いというのはイコール耐久性が高いという単純な話でもありません。むしろ「耐久性が低いものを出荷しない」といった、スペックからはなかなか見えにくい部分にあったりするのです。こうした信頼を得られるようなものづくりは簡単なことではありません。しっかり試験して確かめる。隅々まで検品する。その手間を惜しまない。日泉ケーブルの意識は常に、日々のライドを安心/安全に支える為の積み重ねからブレることがありません。
絶対に切れてはいけない命綱をどうやって製造しているか。どんな理由で、どんな技術を用いているのかを紐解けば、全ては安全の為に。日泉ケーブル代表/佐土谷氏の情熱がその一巻きずつに込められていて、だれもが安心して使うことのできる日常性能を備えていることが、ユーザーとの確かな信頼関係を結んでいる製品です。

電動シフターや油圧ディスクブレーキがどんなに普及してもワイヤー引きは決して無くなりません。そればかりかそれはまるでアナログレコードの工場が増え続けているのと同じように、スポーツ自転車の世界にも確固たる理由で高品質なワイヤーを求めている人がいて、なんとも幸運なことにそれを作ってくれる人がこの日本にいる。この火を消すわけには行かない。ヨイショと。シムワークスの出番ですな、と。

近年では変速システムの高性能化に伴ってハンドル周りのワイヤーケーブルの取り回しはますますきつくなる傾向にありますが、日泉製のアウターケーブルの特徴はそのしなやかさにあり、無理な力がインナーケーブルにもかからず、組付け時の取り回しも楽になり、ハンドル操作のストレスも最小限になるという訳です。

決して目立つ部分では無いかもしれませんが、操作する頻度は高く、そのフィーリングが非常に重要な箇所と言えます。インナー、アウター共に熟成を重ねられた最高の品質を是非お確かめください。