-Monday Selection 番外編- (チャリエはいまどこに?) サーフィン編
先日まで、自転車から離れて、北スペインで毎日サーフィンしてました。
そうなんです、私は根っからのサーフィン好きで、実はこの旅の計画も自転車に乗って、北スペインやポルトガルでサーフィンをする!という目的があり、サーフィンがしたいがために、アルプス山脈やピレネー山脈を超えることができ、これまで走り続けてこれたといっても過言ではありません。
自転車とサーフィンって似てるようで似てないような似てるような… 感覚がします。
いずれにせよ、いい山を超えた後、いい波乗った後のビールやごはんはたまらなくおいしいというのは事実で、食いしん坊の私はそのためにやる!というのも事実です。
自転車もサーフィンも(チャリエも?)太陽が似合うから。:)
I LOVE RIDING IN THE MOUNTAIN.
私は未だに自分がこのようなことを言っているのが信じれません。
この旅に出発する前まで、ベルリンの坂道を登ることすらきらいで、アルプス山脈を越えれるのか不安で心配で仕方がありませんでした。
おっきい山のてっぺんに登って、「イエーイ!」ってして、その後の長ーい下り坂を「Woo Hoo!」って降りていく感覚がサーフィンに似てるからだと思いました。
山の頂上は景色がきれい。山が高ければ高いほど、下り坂も長い。だから私は、もっともっとおっきい山に登ってみたい!っていつの間にか思うようになっていました。
海の景色もすき。そんなに大きな波には乗れないけど、ビッグウェーブや長ーい波に乗れた時は、あーサーフィンやっててよかった。もっともっとこんな波に乗りたい!って思います。サーフィンって二度と同じ波には出会えないから、いい波に乗るとサーフィン中毒になってしまうんです。
波にもまれて苦しくても、それでも必死になってたった一本の波に乗るだけのために、パドルアウトして沖にでて、波待ちをする。
なんかそれって、頂上を目指して、その後の下り坂を楽しみたくて、必死になって長ーい坂道を登るという自転車で山を登る感覚と似ている。
山では、よく牛や羊とあいさつをかわした。その感覚もサーフィンと似てる。
海では、サーフィン中に、イルカやアザラシやペリカンをよく目にする。犬も。
ああ、こんな素敵な自然と楽しく遊べる自分がしあわせです。
自転車で山を登るのがキライだったわたし。
この旅のおかげで山で自転車を乗るのが好きになりました。
このプロジェクトの応援をしてくれているみなさんのおかげです。
そして、わたしはどこに行っても本当にいい人たちに恵まれています。自転車にせよ、サーフィンにせよ、たくさんのやさしい友達がやさしくしてくれて、助けてくれて、スポンサーしてくれて、それで私の旅をもっともっと楽しいものにしてくれる。
日々、そんな人たちに感謝しています。どうやってお礼をしていいのかわかりません。私が出会った人、見て感じてきた素晴らしい経験をもっともっと多くの人へと伝わっていただければいいなと思います。
この場をかりて、みなさん本当にどうもありがとうございます。
あと残り一ヶ月と1000km弱、ゴールの地、ユーラシア大陸の最南西端、サグレスのサン・ヴィセンテ岬まで、今日もチャリエは走り続けます。。。
出発: 7月15日 ベルリン
現在地: ポルト、ポルトガル
走行距離: 約4,000km
Photo & Text by Rie Sawada