-Monday Selection- 番外編 (チャリエはいまどこに?) アルプス、フランス編
先日まで、アルプス山脈で迷子の少女ハイジになってました。。。
スイスのローザンヌでの10日間の生活は居心地が良すぎた。
おいしいチーズとワインにおいしいペールエールの地ビールを飲みすぎてしまい、とうていアルプス山脈を越えれるからだではなくなってしまった。大丈夫かなぁ。。。でも進むしかない。
スイスのジュネーブを抜け、フランスの国境を越えた。ボンジュール、フランス!
のんびり湖沿いを走っていたら、どこからともなく道の反対側のBarから「Chistole! (*チストール: メッセンジャーの世界共通語。イエーイ!パーティーだぜ!という意味)」と叫ばれ、先日のメッセンジャー世界戦で会ったスイスメッセンジャーに偶然再会し、行き先が途中まで同じだったので2日間一緒に旅をすることになった。
「なんか最近おっきい山に囲まれているよねー。」
「え!?あたしたち、もうアルプス山脈にいるの!?」
と、そんな会話をしつつ、いつの間にかすでにアルプス山脈の峠越えは始まっていた。
アルプスのひまわり畑を駆け抜け。。。
11世紀頃に建てられたといわれる、Senzという場所にある小さな教会に魅了され。。。
知らないうちに山を登っており、頂上でテンションがあがり。。。
人生初めてのギア付後輪のパンク修理で1時間苦戦し。。。
またひとつ。。。
昨晩あそこの湖でキャンプしてたよね?
そしてまたひとつ。。。
地図を持っていなかったので、いつ峠が来るのか予測不可能。
「あれ!?気づいたらまた山登ってたー!」
寒い頂上からの長い下り坂には、Café du Cycliste のアームウォーマーと Giletが大活躍!かわいくていつでもすぐに出せる必需品。
険しい山路。。。
持っていた iPad mini の充電が切れ、命のGPSが無くなってしまった。
やばい、紙の地図さえ持っていない。
うわぁ〜、道間違えたー!えーーあの坂登るのー?!
360℃山に囲まれてるー!
「すみません、キャンプ場この辺にありますか?」
英語が通じない。。。
とりあえず、これ登らないと進まないね。
道に迷って、1400m 登ってしまったけど、日没前ぎりぎり迷い込んだキャンプ場は最高のロケーション、山の中のオアシスでした。夜は360℃星が見える自然のプラネタリウムでした。その時に味わった景色は、今日までの辛いことや悲しい出来事をすべて忘れさせてくれ、すべてに感謝する気持ちにさせてくれた。
もちろん、こんな素敵なロケーションでチャーリーズカフェをやらずにはいられない!!
早起きをして、朝日を浴びながら、アルプスのど真ん中でチャーリーズカフェの朝を迎えました。
DAY 30: アルプス山越え最終日。
あんなに坂道登るの大キライだったくせに、もうアルプス山脈最終日だーと思ったら、なんだかさみしくなった。
だからいっぱい登った。
最後だから思いっきり登った。
ベルリンからずっと一緒に走ってくれたあっちゃんとももうお別れ。だから思いっきり、途中で一回も自転車降りないでいっぱい登った。気づいたら何度も峠を越えていた。
あっちゃんと見たアルプス最後の景色は本当に最高だった。
最後の夜も夕暮れギリギリまで宿が見つからなく、迷い込んだ小さな村は胸きゅんするほどかわいい村だった。本当に最高の最後のアルプス。寝る前に酔っ払って、思い出振り返って涙が出た。最後まで一ヶ月間色んなハプニングに巻き込まれながらも無事に一緒に踏んでくれたベルリンの親友あっちゃんに感謝+乾杯!
みなさんのサポートのおかげで、毎日自転車で走ることができ、どこに行ってもすてきな人たちに出会い、支えられていることに感謝しています!ペダルの1漕ぎごと感謝しながら、今日もチャリエはゆくのです…
出発: 7月15日 ベルリン
現在地: バルセロナ、スペイン
走行距離: 約3,000km
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引き続き、みなさん応援ありがとうございます!
次回は、フランス、アンドラ、ピレネー山脈編です。お楽しみにー!