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2021/5/22

砂漠ってどんだけ砂漠か確かめる! – Chapter 1 of The Stagecoach-ish 400 by Rie

Photos by John Blackwell

出発時点で全バッグがすでにパンパン w

こんにちは!こんばんは!SimWorks USARie です。みんな元気?

Portland の気候はハロウィンあたりから5〜6月頃まで半年雨季が続きます。3月中旬の雨が毎日しとしとと降るダークな Portland はもううんざり…。なのでエスケープがてら、#vanlife 仕様に改造した SimWorks Astro Van を 2,000 km 走らせ、道中キャンプとライドをしながら西海岸を南下し、カリフォルニア州の最南端の San Diego へ行ってきたよ。San Diego は私が昔6年間住んでいた場所で、一年中マイルドな暖かさ。久しぶりの里帰りと共に、急遽ラストミニッツで過酷な砂漠バイクパッキングライドにも参加することになったのです。

この旅のきっかけは、今年1月に再入荷した Super Yummy 26″ を SimWorks バディの Jason に送った時のこと。そのお礼のテキストメッセージと共に「Our Stagecoach trip is March 19. Wanna go」とお誘いがきた。

んんんんん? Stagecorch とはなんぞや?

私はルートをチェックし「砂漠 620 km / 5 days?」とたずね、ジェイソンは「7 days March 19」、私は「惹かれる〜!でも過酷そう。誰が行くの?」と返すと、参加メンバーはみんな私の仲良しの Californa Dude(2人は初対面)たち。だけど完走できる自信がなかったので、旅の参加の返事は最後の最後、ぎりぎり1週間前まで行くかどうか悩みに悩みんだ。

Stagecoach400 はバイクパッキングルート。どんなルートなのかよくわかっていなかったけれど、行くメンバーが楽しそうだから結局行くことにした。私の友達はこんな過酷ライドに私が完走できるかみんな心配していた。

1. Jason に誘われたなら私も走れるはず。
2. とにかくダークなポートランドから抜け出してギラギラ太陽を浴びたい。
3. Jason の仲間たちがわざわざ休暇とって参加しに来るのなら絶対に楽しい。

この Jason の毎年企画している Stagecoach-ish の参加は招待制。今年で4年目。今年呼ばれなかった友達や北カリフォルニアの某フレームビルダーたちは私が招待されたことをうらやましがっていた。私はポートランドの雨を理由に、自転車には月1、2度くらいの MTB ライド程度しか乗っておらず、ライドの体力トレーニングも全くせず、Totally out of shape で完走できるかの不安が増す。けどせっかく誘われたんだからもうこれは行くしかない。

Jason へ参加意思表示を2ヶ月間保留にし、やっと「Jason、私もいきたい!」と旅1週間前にメッセージを送った。ジェイソンは「You are coming? Gonna be pretty hard. Tons of bailout spots if it gets too hard.(来るの?けっこうハードだよ。辛くなったら脱出できるスポットはたくさんあるから)」「So stoked you are going. First girl ever. 」

「私も Jason ライドの First Girl になれて光栄です」と伝えて、出発地 San Diego へ滑り込み前日入りした。

Dudes

旅のメンバーはこんな感じ↓  (初日の朝 John のフィルムカメラで記念撮影。最終日のポートレイトもお楽しみに。)

Jason Silverek

みんな(Dudes = 男たち)のアイドル、Jason。この旅の主将。北カリフォルニア Santa Rosa 出身。Ride Hard Party Hard. 数年前にハワイ帰路の飛行機のトランジットで南カリフォルニア San Diegoに滞在した時に魅了され、そのまま奥様 Cassandra と移住。Jason は SimWorks のアンバサダーとして、Super Yummy 26″ を履いて San Diego にはあまり浸透していなかった Big Tire や Bikepacking Culture を広めていってくれている。

John Blackwell

メンバーで唯一 Stagecoach-ish を4年連続参加しているひとり。Santa Rosa 出身のフォトグラファー。お気に入りの Nikon のフィルムカメラと、旅の前日 Santa Rosaの空港に行く途中に寄ったカメラ屋で買ったばかりの中古の 100 mm のレンズを持ってきたのは粋だった。フィルムは4ロール持参。

Kyle OuterShell

今年で Stagecoach-ish は3回目の参加。Outer Shell Advernture デザイナー / 創立者。このメンバーで最年少、最秀才ボーイ。頭の回転が良すぎてジョークにキレがあり、みんなから慕われている。最もタフなライダーのひとり。

Blake Robertson

今年で Stagecoach-ish は3回目の参加。2019年の8月に SimWorks ポップアップショップを Blake が個人経営していたアウトドアセレクトショップ ROVE でやらせてもらったのが出会いのきっかけ。ジェントルマンでスタイルがありSimWorks セットアップをスタイリッシュに着こなしている。最近2児の父親になり、息子Henry (5歳)もこの旅の直後に バイクパッキングデビューさせた。

Nick Brock

今年初参加。この度ニューバイクでバイクパッキングデビュー (Jason の影響?)。San Diego 出身。自分で改造した スクールバスで Van Life ならぬ Bus Life を送っていたが、昨年9月から Jason と共に独立して普段はトレーラーハウスやキャンプバンのカスタムを生業としている。ので是非 @recreationanddesign もチェックしてあげて下さい!

Jay de Long

今年初参加。この旅の前についていけるようにライドトレーニングしてきたらしい。Santa Rosa 出身で Jason の幼馴染。Jason との関係が一番長く、一緒にスケボーして育ったらしい。サーフィン好きで、私もたまに地元でサーフィンや MTB ライドに連れてってもらってる。

Nate Garrett

今年初参加でバイクパッキングデビューの Nate。Santa Rosa 出身で、私は初対面だったけど Santa Rosa のフレームビルダーやライダーたちは彼のことを知っていて、ストロングなライダーとして知られてるみたい。

なんとか走りきってみせる!

@stagecoach400 は、私が今まで行った中でも最もハードな Bikepacking ライドの一つ。約 650 km (400 miles) の過酷な砂漠キャンプライド。毎年4月にレースが行われている。結局私は 7.5 日 かけて完走したけど、早い人は 50 時間くらいでレース完走しちゃうとか。

行く1週間前まで行くかどうか迷っていた。最近は忙しくて全く自転車ライドに行けてなかったし、California Strong Dude たちについていけるか自分の体力に自信がなかった。この旅に行く話をする相手に「Are you excited?」と聞かれるとだいたい私は「I’m nervous. I don’t think I can catch up with these strong California dudes, but I want to finish the ride. I’m getting ready to ride this whole route by myself.」とか言いつつ、いつもラストミニッツまで準備や勉強をしない私。(学生時代のテスト勉強もそうだった)

旅の数日前にざっくりとルートに目を通し、Bikepacking.com の記事のレビューにさらっと目を通したくらいで、情報足らずの自分に対してさらに不安が増す。レビューや過去に2日目でリタイアした女友達に「The weather can be pretty unpredictable. Be prepared for long stretches of loose sand and strong winds. 」と経験談を聞かされては不安が募る。2018年の全く同じ時期に同じルートを走った Kyle と John が投稿した記事 Stagepoach 420 をThe Radavist で見つけて読んでみた。え? 砂漠なのに雪景色?どう見ても過酷なライドにしか見えないんですけどw

Jason からは毎日のキャンプスポットと、反時計回りで走ることのみ情報をもらい、それ以上の旅の詳細は聞かされてなかった。自分でもっと調べたり確認しなくちゃいけないのに「やばいルート確認しなきゃ。もっと情報集めなきゃ」と毎日つぶやき不安になるだけで、それでも準備をしない私。結局出発後もルートは Ride with GPS に任せればなんとかなるっしょ、携帯のチャージは Dynamo Hub に任せれば GPS でなんとかなるっしょ。仲間から離れても一番最後尾を毎日一人で走る覚悟だけはしておけば大丈夫だよね。一人でヨーロッパを自転車で横断した時のように、ね。

これだけ多くの人から過酷なライドとして認知されているルートを完走できたら必ず自分に自信がつく。みんなより遅くても、最後一人ででも絶対に完走したい!Portland の現実ライフでは常にインターネット漬けになり、多すぎるくらいの情報が頭に入ってくる毎日、私は全く電波が届かない場所へ行けることにワクワクしていた。電波がない大自然の砂漠をひとりで自転車で漕いで、自分自身についてもっと深く考えるいい機会だとイメージしていた。が、実際そうはいきませんでした。毎日のライドが全日過酷すぎて、自分探しや自分について深く考えてる余裕なんてなかった。そんな時こそ、すべてを軽く、シンプルに考えなければやっていけませんでした。(特にめちゃくちゃ柔らかい砂漠の上を何時間も自転車で漕ぐ時は正直何も考えていられない。無になることだけ。)

出発前の夜通し前夜祭キャンプ @recreationanddesign HQ

Chapter 2 へ続く