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2020/11/18

A. Dugast: 新コンパウンド採用の CX タイヤと、インナーチューブを発売

ハンドメイドのチューブラータイヤは、世界の自転車レースシーンにおいて、選手のパフォーマンスを最大限に発揮させるためには、いまだ必要不可欠な存在です。A. Dugast は1970年代からチューブラータイヤの先駆者として、今日まで様々な技術革新に取り組んできました。

11 Storm / イレブンストームとは?

今シーズンの Dugast は、Hutchinson 社が新開発した高性能コンパウンド「11 Storm (イレブンストーム)」をタイヤトレッドに採用したシクロクロスタイヤを発売しました。このコンパウンドによって、転がり抵抗の減少、グリップ力の増加、耐パンク性の強化といった、タイヤに求められるあらゆる要素の向上を狙っています。

シクロクロスの競技ではタイヤの空気圧設定がとても重要です。コース状況に合わせてグリップが得られる最低限まで空気圧を落としますが、パンクのリスクとは常にトレードオフです。この問題をタイヤトレッドでカバーしようという試みが 11 Storm モデルです。

具体的には従来のオリジナルのコンパウンドと比べて、ひとつ高い空気圧の設定にしても、グリップ力を維持し、同じ感覚の走りを実現できるということを意味します。つまりはパンクのリスクが低くなるという利点につながります。

開発にあたっては、Wout van Aert、Toon Aerts、Laurens Sweeck といったシクロクロス界のトップレーサーとのパートナーシップのもと、数シーズンにわたり実戦でのテストを繰り返してきました。

Circles では、Typhoon、Rhino、Pipisquallo の定番タイヤで 11 Storm モデルをラインナップしています。

ラテックス インナーチューブ

シクロクロスのクリンチャータイヤに使用できるラテックスチューブは、実はあまり選択肢がありません。以前まではトレッドが摩耗して使い古したデュガスのチューブラータイヤの糸を解いて、インナーチューブをリサイクルするしか術がありませんでしたが、ついにデュガス純正の100% 天然ラテックス製のインナーチューブが商品化されました。

一般的なブチルチューブと比較して、ラテックスチューブはしなやかで強度があり耐パンク性能が高く、転がり抵抗も低いのが特長です。その反面、空気の抜けが非常に早いため、ライド前の空気圧チェックはお忘れなく!


その他にもシクロクロス関連アイテムをいろいろと取り揃えております。

また、地元の東海シクロクロスを中心に、SimWorks Racing として出展も行っておりますので、ぜひぜひブースへもお立ち寄りください♪