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2020/9/26

SimTalks: Interviews at NAHBS 2019

なんだかすごい時代に突入してきましたね。
この胸騒ぎが収まらない感じとか、それぞれの人が少なからず抱えていたりするのだと思うのですが、この全ての始まりが今年の 3 月とかに始まったのかと振り返ってみると、いやもっと前からずっと、なんなら10年前とか?違うな、そういえば僕はずっと落ち着きのない子供だったし、90 年代も、21 世紀に突入してからもずっとソワソワしっぱなしで、落ち着いてどっしりしていたことなんてなかったから、こんな動揺には慣れていると言えばそうかもしれないんです。

これを精神的に不安定な状態と言えば少々病的に聞こえますが、こうしてかれこれずっと浮足立った状態というのは世界の変容にリアクションが早い人々に共通していて、お互いに「こいつらビョーキだな」とか思っていたりするのですが、座り込んでしまうと見えなかったり気づかなかったり、さっと動けなかったりする不安に駆られてどうしてもウロウロしたりキョロキョロし続けてしまうのです。
これとっても疲れるんですが、もうしょうがないというかそういう体質になってしまっていて、時々コミュニケーション中毒者特有の症状に苦しんだりするのですが、結果的に社交範囲は広がり、見識が深まったりする副作用に支えられてしまっていて、感度を維持し、学習を重ねながら理解力や察する心を養いつづけることが止められないのです。

そんな僕はカメラという道具に救われました。自分の目で見ること、心に映すことの他に機械の瞳とメモリーを併せ持つことで冷静な、いや冷静すぎるほどの観点を手に入れることができますので、より深く早く、効率的に本質へ近づけたりするんです。当然ですよね。自分のセンスなんかよりカメラのセンサーの方がよほど高感度ですから。
更にその記憶を共有しやすい。おしゃべり七色、人生バラ色でいたいと常に思いますが、総天然色、1,677万色のデジタル映像の方が万人には伝わりやすそうですよね。(共有のプロセスもとっても大事な機能をもっているのですが、長くなりそうなのでまたの機会に)

何の話かってだいぶ僕の個人的な話になってしまっていますが、つまりはこうしたランダムトークの中に何かのヒントがあったり、本質みたいなものがポロリと転げ出てきたりする場合があるので、それを目ざとく的確に拾い集められる様にしておけば、次に自分が何かを出力しようとした時の説得力になったり、役に立ったりするというのが実際だと思います。個人的な一つの視点も皆様に共有できれば、例えば僕が普段からそうしているように、きっと誰かがそこから何か煌めくものを見つけてくれるのだとも思います。この動画はそんな期待を込めて制作しました。
ご覧の通りこの動画は昨年の NAHBS 会場でカメラを担いであちこちにインタビューを仕掛けて、そのおしゃべりを集めたものです。危うく御蔵に入るところでしたが、今年は NAHBS がちょうど開催されませんでしたし、特に自転車が好きなあなたとって示唆に富んだ時間になってくれると信じています。

最後に、動画に出演してくれた親愛なるフレームビルダーのリック、トッド、マイク、カーティス、いつも泊めさせてくれるジェレミー、セブンの担当者として僕のリクエストにいつも応えてくれていたジョン、偉大なるクリス、そしてシムワークスの仲間たちに感謝を捧げます。

続編も考えていますので、面白かったらぜひグッドボタンをポチッとな、チャンネル登録もポチッとお願いいたします。

どうぞごゆっくり、できれば何度も御覧ください。 剣持


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