2016/1/30
COPPI – Inside the legend of the CAMPIONISSIMO –

自転車レースの歴史に大きな足跡を残したイル・カンピオニッシモ (王者の中の王者)ファウスト・コッピ(1919-1960)

マリア・ローザ(Rouleurによるジロ・ディ・イタリアの歴史写真集)を制作中だったハービー・サイクス、 ガイ・アンドリュースらは、そこに多く存在するコッピの写真がとてつもない力強さを持っていることに気づきます。それは彼がどんなレースでどんな集団の中にいても見紛うことなくコッピであり、そして紛れもなくクールであるということ。ライディングフォーム、身にまとうもの、表情。一たび彼を知れば見間違うことなく、人は彼の姿をすぐに見つけることができます。

そうして始まったこのプロジェクトのためハービー・サイクスはコッピと同じ時代を走ったレーサーたちをイタリアに訊ね、その言葉を記述し、同時代のフォトジャーナリストヴィーノ・リヴェラーニのアーカイブからの写真をメインに、イタリア、フランスのフォトエージェンシーからこれまで表に出なかった写真やツール・ド・フランス、パリ・ルーベといったレースの写真を集めそして出来たのがこのハードカバーに覆われた、40歳という若さでこの世を去った“伝説のカンピオニッシモ、その姿”です。

2度のダブルツール(ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス同年優勝)やアワーレコードなど、多くの記録を残したレースの写真はもちろんのこと、練習中やチームメイトとの写真やサインに応えるスターとしての姿、趣味である狩猟の光景や妻であるブルーナとのツーショット、後年世間から許される事のなかった愛人ジュリアとの写真、そして5万人が参列した彼の葬儀まで、168枚の写真、21人のレーサーや彼本人の言葉でコッピという男のレーサーとしての姿を見事に描いています。

COMMENT