昔はセミスリック、今はグラベル。

明日は何て呼ばれるかわかりませんが、The Homage タイヤはあまねくライドを愛する人々に必要とされることでしょう、ずっと。

趣味の世界を広く見渡すと単用とか専用と言った、何かに特化した形状や機能が持つ独特のかっこよさなどを感じたりすることがあるのですが、The Homage タイヤはその逆、実に汎用的なポジションにいます。SimWorks の考える快適な自転車生活にはエクストリームな瞬間がそうありませんので、まんべんなく、どんなフィールドでもちゃんと楽しめるこんなタイヤがぴったりフィットします。

この Mach SS タイヤを原型とするトレッドパターンがロングセラーを続けていて、The Homage タイヤとして SimWorks の定番タイヤとなったりするのは、結局南極モノゴトってのは「ちょうど良い」部分に収まるからなのだなと納得せざるを得ません。心地の良さだったり、バランスの良さだったり、尖った部分を更に研ぎ澄ましていったのではなく、角を落としてまぁるく整えていった The Homage タイヤ。特化しないことに特化していることは常に必要とされている、ということですね。

新しくラインナップに加わった 650 x 55b サイズにも、まさしくこれが当てはまると思います。