[シムワークス出展情報] OMM BIKE (7月15-17日At 白馬,小谷)
カーナビやGPSやGoogle Mapsが進化して、全く土地勘の無い場所でも指示された通りに走れば目的地についてしまう便利な時代に、コンパスと等高線図で危険な山に入っていくのは何故なのか?
自転車に乗って山に入ると起こる様々なトラブル。 先に進んだ方が良いのか、戻った方が良いのか、それらの判断の積み重ねの中で、素晴らしい景色や体験を得られると考えると、トラブルへの対処も山行の魅力の一部だといえるでしょう。
一方、目的地を入力してルートを検索するよりも、走りだしてから頭の中で正しいルートを組める方が圧倒的に速いという事実。経験則から最適ルートを選ぶというのは誰しも可能ですが、その能力が収入に直結するのがメッセンジャーであり、その能力を活かす遊びが”アーレーキャット・レース”です。 息が上がり、酸素不足の状態にもかかわらず、冷静な思考で適切なルートを素早く判断して走る必要があります。
1968年にスタートした世界で最も古い2日間の山岳マラソンレースであるOMM(Original Mountain Marathon) 山岳エリア内に配されたチェックポイントを自由なルートで回って得たポイントで勝敗が決まります。 野営も含め、速く正確に安全に行動する「山の総合力」が試されるレースイベント。
その自転車版であるOMM BIKEは、まさに、先の2つの要素を融合したマウンテン版のアーレーキャット・レースといえるでしょう。
50年近い歴史を持つOMMは、世界的に広がっているトレイルランニングや軽い装備で長距離を歩くファストパッキングと共に、最近特に人気が拡大しています。 日本でも2年前からランニング版がはじまり、今年はじめてOMM BIKEがここ日本でも開催されることになりました。
数カ月前からスタッフが現地に入り、入念にコース設定を行っていて、レース運営はオリエンテーリング協会がメインで受け持っているようです。
マウンテンバイクのレースでありながら、レース形式や運営が別ジャンルの人々によって行われている事に、大きな期待を寄せています。 トレラン勢は強いのか? 自転車勢にサバイバル能力があるのか? これを機会にすべてのジャンルの垣根が無くなっていくと、さらにいっそう日本が面白くなっていくことでしょう。
OMM BIKE
http://theomm.jp/?page_id=4166
OMMとは?
http://theomm.jp/?page_id=1080
サークルズによるレギュレーションや装備品の解説はこちら
http://circles-jp.com/blog/43133/
SimWorksはこの日本で初めて開催されるOMM BIKEに出展します。
そして、サークルズと合わせて、全3チームで出場する予定です。
当日は、まさに山を長距離走るためのオリジナルフレームDOPPOや、世界中のアドベンチャーライドからフィードバックされたアイデアを元にオーダーメイドのバイクパッキングアイテムを生み出すポーセリンロケット、ロードとグラベルの双方を得意とするオリジナルタイヤ オマージュなど、山の冒険に使えるアイテムを、Cielo MTBなどの実際のレース車両と共に展示販売します。
今回のOMM BIKE(と、同時開催のOMM LITE)では、会場に飲食ブースやDJ BARなども並ぶお祭り仕様となるようです。周辺にはアウトドアアクティビティを楽しめる場所が数多くあり、キャンプイベントとしての参加も十分に楽しめる内容となっています。
夜のイベントの詳細はこちら
http://theomm.jp/?page_id=3348
我らがパイセンは、自走で見に行こうかなーと言ってますが、もちろんオートキャンプも可能ですので、夏の最初の3連休をのんびり山で過ごすのも良いと思います。
体力、知識、経験、勘、運といった、ビッグデータとAIの前に敗れ去ろうとしているそれらの能力こそ、遊びと、そして本当のサバイバル現場に必要なものかもしれません。
今週末はぜひ白馬で会いできること楽しみにしています!