From SimWorks by Seven Cycles.
その集中力と手の速さはセブンサイクルズの工房の中でも抜群と評されているブラッド・スミス。
定盤の上で彼が出来栄えを綿密にチェックしているそれは、シムワークス・オリジナルのニューカマー
チタニウム・ゲッタラウンドバーである ─────
セブンサイクルズの工房のスタンスは、自転車にまつわること、それがチタンという素材であれば尚更、それがどんな内容であってもクライアントの要求には常に高いレベルで応えていくという姿勢です。オーダーから納車まで、実によく練られたそのシステムの上で物事は効率的に進み、同時に品質を高く保ち、さらに短納期を実現しており、その上でイレギュラーな細かい注文等に対しても柔軟な回答を示してくれるのだから驚嘆に値します。否、彼らにとってそれはイレギュラーでは無いのです。
手に取れるモノの品質はもちろん、サービスのクオリティも手厚いセブンサイクルズの屋台骨となっているのは、やはりその材料を自社で揃えている点にあると言えるでしょう。材料の詳細についてはシリーズで展開したコラムをぜひ読んで頂きたいところ。また、システマチックですが、自動化や機械化は最低限に留められており、どこまでもマシニスト、ウェルダー、フィニッシャーといった人の手によるオペレーションであることも無視できない重要なポイントです。これについても以前ご紹介したムービーから伺い知れますのでこちらも併せてご覧くださいませ。
つまりは材料、そして人の手。
この2つの要素を高い水準で作用させることが、さまざまなニーズに対し柔軟に応え続ける秘訣なのです。
シムワークスは、その高い品質をコンポーネントにおいても展開できまいかと、コラボレートという形でオリジナルハンドルバーの製造を提案しました。リリースして以来の定番フラットバーであるリトルニックバーとゲッタラウンドバーの2種について訊ねたところ、彼らのレスポンスはとてもポジティブなもので、すぐさま我々のアイデアとセブンサイクルズのブレインは化学変化を始め、間もなく新しいハンドルバーとなって誕生しました。
サンプルテスト、そして実地テストを終え、ついに製品版がリリースとなったのでここにご紹介いたします。
材料はセブンサイクルズのオリジナル 3-2.5 チタンチューブを使用。31.8mm径へのシムと合わせてもその合計重量はクロモリ版の半分ほどで仕上がっています。
そしてこのチタンチュービングは22.2mmのストレート形状なのですが、その高い剛性は過去から現在に至るまで、様々なチタン製ハンドルを使用してきた、シムワークスXCレーシングの蛯子氏も太鼓判を捺してくれました。先のさまざまなレースでも、その高い信頼性を証明してくれています。
チタンという素材を知り、そのチューブの特性を鑑み、行く年月もの研究とノウハウが重ねられたセブンサイクルズ・オリジナルのチタニウムチューブ。その高いクオリティとシムワークスデザインによる絶妙なシェイプを、ぜひコクピットで味わってくださいませ。
製品の詳細は以下のボタンよりプロダクトページを御覧ください。