[Bike 伊豆 between you and me] 田舎者の日々について。
5月の王滝に向けて、特訓中であります。
王滝に向けての活動これ即ち、王活。
ここに練習の様子を詳しく書いたとしても面白くも何ともないと思うので、控えさせていただきます。w
お花畑だけをお楽しみください。
毎週末、自分をとんでもなく辛い目に合わせていますが、全然調子が上がりません・・・。
嘆いたところで何も変わらない、わかっちゃいますが嘆きます。w
一通り嘆いたところで最近の楽しみはこれ。
農です。
自転車が好きです。
自転車に乗る己が好きです。
しかし人生を自転車だけに捧ぐには、色々な可能性をなかったことにしてしまうようでもあります。
世界とは面白いものを見つけられる人にとっては面白く、そうでない人にとってはつまらないものなのです。
ぼくはやはりできるだけ楽しみたい、そしてそれを叶える環境は整っています。
そこで、以前からとても興味のあった畑を始めることにしました。
何やらEarly Birds Breakfast界隈でも事が起こり始めているようですね。
我が家のご近所も畑を展開されている方が多く、代々受け継がれてきた土地を守っていく中で野菜を作っています。
朝早く、我が家の軒下に獲れたて野菜をカゴ一杯置いて行ってくれたりするのですが、それがまた情緒に深く作用することも手伝い、とても美味しいのです。
我が家も地域の農コミュニティの一役を担うべく、目下勉強中であります。
畑はぼくだけでなく家族全員で取り組むことができ、命を頂くということを身を以て体験できるということに幸せを感じます。
4歳の次男もとても楽しんでいます・・・。
とんでもない仏頂面ではありますが、楽しんでくれているはずだと信じています。w
「いただきます」というのは仏教から生まれた言葉で、食材の命をいただくということと、食材を作ってくれた人と調理してくれた人の時間、言い換えれば命をわけていただくということへの感謝を表す挨拶、そう教わってきましたが、どうやら近代になってこじつけられたという説が有力であるとはSim Worker 百識のモンジャ氏。
いずれにしても、子供たちが時間を費やして野菜を育てそしてそれを食べるということ、そこにある意味を理解してもらえたら嬉しい限りです。
今のところはまだ数種の野菜を植えただけですが、これからゆっくり時間をかけて多くの収穫が出来るように、また季節ごとに色々な花が咲く場所を作っていきたいと思っています。
花に昆虫たちが集まり、或いは大きな肉食昆虫が小さな昆虫を捕食するシーンに子供たちが遭遇するかもしれません。
Youtubeでポチポチすればすぐに動画を見つけられるのでしょうけど、リアルな命のやりとりを見届けてそこから慈しみを覚えてもらえたなら、と願うばかりです。
土を掘り起こしていく段階で出会った昆虫はオケラです。
本名はケラと言います。
童謡「手のひらを太陽に」に登場するオケラ、日本人の7割が名前は知っているけど姿は知らないと言われているそうで。
地中に暮らす生き物故、通常は地面を掘らない限りは出会えませんからね。
土に穴を掘って地中で暮らすオケラは植物の根っこやミミズなどを食べます。
地中での生活は地上での生活と比べると運動量が何倍にもなるため、水分と食べ物が途切れるとすぐに死んでしまいます。
かつては農作物の根っこを食べてしまう害虫としてくくられていたそうですが、今となっては豊かな土地の象徴です。
土の地面が減りゆく中では、やはり生息数は減少傾向にあるかと思います。
オケラとのエンカウントにぼくは春の訪れを覚え、子供たちは未知との遭遇を体験し、妻は鳥肌を身に纏いました。w
マウンテンバイクも農作業も土の上での出来事。
雨が降ると一切がお手上げとなってしまいます。
そんな時は道具のお手入れ。
昨年末にシムワークスの下のフロア、Culture Clubがオープンするちょっと前に、ぼくも自分で出来ることは自分で行う為に自転車専用納屋というものを拵え、今までは恥ずかしながら今手抜きになっていたバイクメンテナンスを積極的に行うようになりました。
本来なら雨の降る日に限ることなくメンテナンスするべきではありますが、晴れるとどうしても土を求めてしまうのです。w
Sim Greaseが発売となってすぐにChris King BB Grease Injector Toolと合わせて購入しました。
クランクさえ外せれば誰でも簡単にクリスキングのBBをグリースアップできるようになります。
ちなみに、ぼくが使うグリースガンはエーゼット 2ウェイ80グリースガンにチャック式ストレートノズルを組み合わせたものです。
Chris Kingのツールのグリース挿入口(ニップル)に噛みあうチャックが付いたノズルですが、社外品のニップルには使用不可となっている為、あくまで自己責任となりますことをご理解ください。
Sim WorksはChris King製品のメンテナンスサービス及びメンテナンスサポートを積極的に行っております。
ハブを完全分解する為の工具はそれなりに高価になり、また相応の知識が必要になります。
プロに任せたいという方はChris King本社で実際にテクニカルサービスを体得したスタッフによるオーバーホールをご利用ください。
またご自身で最良のコンディションを維持したいという方にとって有益なスペック表や技術情報も見やすく公開しておりますので、ご活用ください。
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というわけで、以上がとある田舎者の休日の過ごし方となっております。
今は生きて老いていくことも、晴れの日も雨の日もとても楽しいです。
あとは王滝で良い結果を残せれば言うことはありません。w
text : Hiroki Ebiko / SimWorks XC Racing [Blog] [Instagram]