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2023/2/22

Surf and Sauna

Story:Rie Sawada
Photo:Milad Sadegi (+ Rie Sawada )

オレゴン州の Portland に引っ越してからちょうど 5 年になります。 (今年の終わりまでにビザを更新しなければなりません!!!)

私は、半年以上雨が降り、太陽が不足している Portland が好きではありませんでした。 カリフォルニアには出張や旅行で毎月通っており、何とかカリフォルニアに引っ越そうと常に考えていました。

私は、バイクショップ Golden Pliers の Kevin と一緒に住んでいたときに、Kevin が言ったことをいつも覚えています。 (Kevin は、ミシガンから移住して根を下ろした人の 1 人でもあります。)

「約 4 年。Portalnd で 4 回の冬を過ごした人は、通常 10 年以上 Portland に滞在します。精神的に強いはずです。雨と暗い冬に耐えられない人は、半年後には 我慢できなくなって別の都市に引っ越す。冬を越すために2、3年頑張っても耐えられない人はその街を去る。」

当時、私は 4 年が経過する前にカリフォルニアに引っ越すことを考えていました。 しかし最近ちょうど Portland を私の家にして、根を下ろして発展させようと決心したところだった。

Portland が好きになった理由は、1 時間半でサーフィンに行けること。(もっと近いと良いと思ってるけど全く行けないよりかは全然いい) 夏は本当にビューティフルでベスト!水と緑が豊かでどこよりもゴージャスな自然で極上のマウンテンバイクトレイルとキャンプが近場でできること。山海川に簡単にアクセスでき、冬は雪山、夏は川遊び、すぐそばで一年中自然と楽しめるアクティビティの選択が豊富なこと。どの街よりもごはんやコーヒーがおいしいし、センスが良い人が多く一般的に親切な人が多い。これらのことが生活にあるだけで、健康的で豊かなな生活ができるよね。

ここ PNW (Pacific North West) にある Oregon Coast の海水は1年中水温が同じで氷水のように冷たく、夏でもブーツ、グローブ、フードを着用してサーフィンをする。まさかこの私が極寒の海水 Cold Water Surfing が好きになるとは思ってもいませんでした。(#ColdWaterClubの一員)

それと、HiHeyHello Magazine #004 の取材がきっかけで友達になったサーファー Georgia が Portland に居ることも、私の Portland 生活を楽しくしてくれている大きな理由の一つ。

私は自転車に乗るのも好きだけど、サーフィンが大好き。良い波があればそれを求めて乗りに行きたいし、いつでもどんな波でも乗れるように練習し続けたい。Georgia と私はサーフィンに対する情熱度が同じで、私たちの会話はいつもサーフィンの話ばかり。波の話や、サーフトリップの話、サーフドキュメンタリー映画の話を永遠と何時間も話していたい。こんな Portland の街で Soul Surfer Friend が見つかるとは思ってもいませんでした。それを繋げてくれた、Mia ありがとう!(Mia はポートランドからハワイに引っ越しちゃったけど、私たちはいつもサーフィンで繋がってる)

Georgia は、ER で働いていて、精神的にも体力的にもタフな職種なのに、いつも誰よりもハッピーでピースフルマインドでいてくれるのを本当に尊敬している。

最近 Georgia は持ち運びができる「テントサウナ」をゲットし、彼女の Elsa とビーチでテントサウナをした話を聞いた。私もいつかやってみたい、できればサーフィンとサウナを同時にやってみたい思っていた。

休みが会った私たちは、ついに念願の「Surf and Sauna」の計画を実行した。しかも PNW の今年一番の寒さの日に。(マイナス3℃ / 27F)

「Let’s go surfing and bring the tent sauna and cool off with a dip in the cold ocean! Yay!」

Portland から私たちのお気に入りサーフスポットまで片道 1 時間 45 分くらい。途中の峠は雪景色で凍結していてどきどきしたけど、すごくきれいだった。

私たちのお気に入りサーフスポットは駐車場から約 30 分。川に沿った森林トレイルを歩いてビーチにたどり着く。そのトレイルを歩くために私がリクエストした Simion Shapes のカスタムサーフボードは、軽くて私の短い腕でも運んでハイキングできるサイズ。Georgia は 9 foot のロングボードを担いで 30 分ハイキングする。私たちはこの苔たっぷりのマイナスイオン漂うトレイルが大好きで、サーフボードの持ち運びが困難なのも苦ではない。むしろいい自然環境でのトレーニング。

今回は、テントサウナも運ぶから、結構大変だった。サーフボードとテントサウナ、ビーチパーティ用スナック&ドリンク、焚き火用の木の束、友達の協力も得てどうにかがんばって運んだ。快感を得るには努力と困難も欠かせない。

ビーチに到着して、Georgia の同僚がワインボトルを開け、まずはスナックタイム〜!かんぱーい!そして、テントサウナをセットアップ。めちゃくちゃ簡単! セットアップ時間約10分以内。テントについているツマミをプッシュ、プッシュ、プッシュで簡単にポップアップする。

Photo by Milad

私とGeorgia はサウナに入る前にサーフィンの方が気になっていた。入水前の波チェックはいつも真剣。 すべての波は違う顔をしている。特にこの日は波が大きく、どこから入水してパドルアウトをしたらいいのかいつも以上に念入りに見極めていました。どこからパドルし始めるかによって波との戦い状況が大きく異なります。入り口を間違えると、度重なる波嵐に巻き込まれ、何度もダックダイブ(サーフボードを波の下に押し込む)をしなければならず、時には波に押しつぶされ洗濯機の中に入っているような感覚になることもよくあります。海にはカレント(海流)と呼ばれる波が流れる道が必ずあります。 自転車でどちらのラインで行くかを見極めるのと同じことです。

この日はめちゃくちゃ引き潮の日で、波が割れている場所がとても遠く、ビーチから波チェックは実際の波のサイズよりも小さく見えた。海に入っているサーファーは 60 歳前後のローカルパドルボーダー 4 人のみ。混んでいる海もいやだけど、何かあったときに周りに人がいないのも不安になる。私たちは内心ドキドキしつつも、海に入ることを決心した「OK, should we try to get in here or there?」 どこの入り口も険しく、私たちは自分の判断を信じてガッツで行くしかなかった。Georgia が行ったので、私も行った。

Photo by Milad

沖に出るのに、20~30 分かかった。サーフボードを押し何度もパワフルな波の下をくぐり、ずっと強くパドル、いつもよりも腕の筋肉を使ってパンパン。やっと沖に出たが波のうねりは強く、Georgia ともはぐれ、ちょっと不安になった。Georgia が沖に出たのを確認した。私は 1 本だけでも波に乗って帰ろうと、乗れそうな波を待ったが、どれもパワフルで乗る勇気がなかった。最後に来た波はダックダイブもできるような波でなく、板を捨て、波の下をもぐって、洗濯機のように揉まれた。周りに誰もいないし、何かあったときに誰も気づいてくれない。時に諦めも必要。今日のサーフィンはパドルの練習だと思って引き上げた。こういう一本も波に乗れない日は本当に悔しい。けど私たちは自分の限界を知るべき。サーフィンで溺れる人、遭難する人は自分のリミットを超えた状況にいる人たち。何かあった時にはもう遅い。

Georgia と私は、

「時にはあきらめも必要。自分の限界を知るべき!」

「温かいテントサウナが待ってることだし、今日はのんびりサウナとサンセットを楽しもうよ」

Milad と私は夕日に向かって走り、極寒の海水に飛び込んだ。

頭がスカーー!っとする、心が研ぎ澄まされるナチュラルハイな感覚がなんともたまらない。

サンセットが本当に綺麗だった。窓のない SimWorks オフィスからは滅多に見られない景色。

私たちは、自然の厳しさを実感し、それでも美しく見せてくれる母なる大地に感謝した。

(波が遠いから、ビーチからみるとやっぱり波が小さくみえるね。でかかったけど。笑)

やばい、サンセットの美しさに見惚れてたら、もうこんな時間!!

楽しい時間は本当に早くすぐ過ぎちゃうね!

私は携帯の天気予報をチェックした。27F(マイナス3℃)。サーフボードとテントサウナの装備を担いで、30 分以上の暗い凍りつくトレイルをハイキングしなければならなかった。プラス凍った夜道の峠を 1 時間以上運転しなくてはいけないと思ってドキドキしてきた。

トレイルを歩いている時、ほおの皮膚がパリッとし、冷凍庫の中にいるような感覚でした。荷物が重い、途中で何度か立ち止まっては「We got this!」お互いを励ます。

「サウナで体の芯があったまってるから寒くないね。でも指先凍ってるけどね、haha」

さっさとバンに飛び乗る。「バイバ〜イ、Love You、家に帰ったらテキストしてね。 運転気をつけてね! いつもだけど!!!」お互いを思いやる。

真っ暗な凍結路を運転するのは緊張しました.. 私はハワイアンミュージックをかけながら暖かくてハッピーな場所を想像しながら運転した。そして、サウナの後だから神経が研ぎすまされており、険しい峠もなんとかクリアできた。私の運転する SimWorks Van は新しいけど、2WD で凍結道路の運転は怖い。無事に帰宅できたことに感謝。そしてこの素晴らしい友達と自然環境に恵まれて健康的で楽しく時間が過ごせた 1 日に感謝した。ちょっと計画して努力すれば普段と同じ 1 日がこんなに素晴らしくなる。

私の体は、サーフィンとサウナで完全に整った。良い1週間が始まりだと体が感じた。

私たちは健康的で良い感じの雰囲気のコミュニティ作りを心がけています。良い仲間は大切。

Thank you for sharing the great experiences Georgia! Love my PNW Cold Water Club.

Friends time, Good Energy , Strong Sunshine, Surf Medicine is necessary for me sometimes.

オレゴン州の海水、川水は年中氷水のように冷たいのでサウナの重要な要素である水の温度には最適。次は晴れた雪の上でサウナをやりたいねと話しています!!

テントサウナが気になる方は、ジョージアの友達 Jon ( jon@loyly.net ) までメールして、「SimWorks ブログみたよ」と伝えてね。

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