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2020/7/6

SimWorks – Doppo MTB

Doppo シリーズ第 3 弾としてマウンテンバイク・フレームの開発を開始した時、このバイクもやはり「独り歩き」に特化したコンセプトを軸にして始まりました。

「独り歩き」の中で最も重要な事、それはなによりも強い信頼だと考えていますが、手厚いサポートを受けながら限界への挑戦をする閉ざされた現場と、自分の意志ですべてを決定し誰にも頼ることができない自由で開かれた現場には明確にその違いがあります。 Doppo フレームはこの明確に違いのある 2 つの現場をしっかりと理解して作るべきであると考えています。

Doppo をどう使ってもらいたいのか、どんな人たちが Doppo を信頼してくれるであろうか、そんな交差する会話の中から出た結論とは、先に上げた自由で開かれた遊び場の住人にどうすれば信頼を勝ち取ることができるのかということでした。 まず浮かび上がる大切なこととはそれがなるべく壊れにくいということ、そして万が一に壊れてしまっても直しやすいものであること、さらにはそれぞれの多様な個性や遊び方をしっかりとマシンが持つ拡張性能へとつなげることによって、より多くの人にとって信頼性の高い Doppo バイクが生まれると思ったのです。

今回ご紹介する Doppo MTB のメインチュービングは Doppo ATB と同様に世界に誇る Tange 社製の高品質 CrMo スチール・チューブセットを使用、また現在のマウンテンバイクシーンの標準である 44mm のヘッドチューブを選択することにより付属のリジットフォークだけではなく、お好みのサスペンションフォークを使用していただくこともできます。 また細部になりますがメカニックが調整がしやすいようにと考えられたユニークな形状のオリジナルディスクマウントシステムを装備しています。

加えて、フレームに設けられた通常のボトルゲージマウントとダウンチューブ下側に付けられた追加の3つ穴によって、King Cage 社の Manything ケージなどが設置可能、ツーリングなどに必要な道具を割り振ることで、自分自身を軽くすることができます。

この特徴はフロントフォークにもしっかりと表現されており、現状のバイクスペックに準じた上で専用設計で製造された Tange 製のオリジナルフロントフォークはバイクパッキングのスタイルでの使用時においてフロントラックを取り付けることも可能な設定になっています。 普段の探索ライドにおいて常に起こるオン・オフロードの繰り返し、それを問わずにただひたすら走り回ることがこの 1 本のフォークでカバーすることができます。

里山でのトレイルライドをより楽しく走りたいと考えたとき、サスペンションフォークが必要なサイクリストがほとんどではないかと考えます。 もちろん Doppo MTB はサスペンションを装着することも当然視野に入れて設計してあります。

120 mm 前後のサスペンションを取り付けることで、少し長めに設定されたリアバック、2.8 インチまで飲み込むタイヤサイズとの組み合わせでトレイルバイクとしてしっかりと活躍することもできます。 バイクジオメトリーもリジットフォークを採用している時とほぼ変わらないように設計してありますので、サスペンションフォークとリジットフォークのどちらを使用していただいても大きな違和感なくご使用いただけます。

そしていちばん大切なフレームの製造は、既存モデルの ATB と同じく愛知県が誇るバイクフレームビルダーの Shin 服部製作所 の手によるもの。

1 本ずつチュービングを切り出し、マイリングを行い、素材を壊すことがないように最良の火加減でゆっくりと溶接され、すべて彼の自社工房にて丁寧に仕上げられます。

経験を積んだ信頼できるバイクフレームビルダーの作る、信頼性の高い設計のフレームこそ、山や荒野などでの「独り歩き」の本質と向き合う世界では最高の相棒になりえるでしょう。

SimWorks – Doppo MTB Frame Set

Size : Medium / Large
Color : Blue
Price : ¥158,000 (税抜)

主な仕様
・タンゲ社製クロモリスチール・チューブセットを使用
・44 mm ヘッドチューブ
・軽量で強度の高いTIG溶接
・推奨サスペンションストローク:27.5″用 120mmストローク
・180 mm ディスクローターまで使用可
・リア 12 mm × 148 mm Boost
・Max タイヤクリアランス:27.5 × 2.8″, 29 × 2.4″
・73 mm JIS Threaded BB Shell
・シートポストサイズ:30.9 mm
・シートクランプサイズ:34.9 mm
・フロントチェーンリング シングル 34 T 迄
・シートチューブにステルスドロッパー用の穴あり
・ダウンチューブ下にエニシングケージ対応アイレット
・前後スルーアクスル付属

GeometryML
Seat Tube Length C-T (mm)430460
Effective Top Tube Length (mm)585610
Reach (mm)413436
Stack (mm)593598
Standover with 27.5 x 2.8″ (mm)749761
Head Tube Angle (deg.)69.569.5
Head Tube Length (mm)110115
Seat Tube Angle (deg.)74.074.0
Chain Stay Length (mm)440440
BB Drop (mm)6060
Wheelbase (mm)10981123

また先程記載しましたフレームセットに付属するフォークは、それ単体でもお求めいただけます。

バイクパッキングに最適なアイレットを充実させたスタイリッシュなセグメンタルスタイルに、15 mm スルーアクスルを採用し、剛性の高い設計で作られたマルチパーパスなリジットフォーク。  27.5″ のプラスタイヤであれば 2.8 インチまでお使いいただけますので、フルリジットバイクでのトレイルライド等も可能です。

コラムサイズは、スタンダードなオーバーサイズ(1-1/8”)を使用することで、重量の軽減と装着可能なバイクの選択肢を増やしています。

SIMWORKS / Doppo MTB Fork

ED Coat : ¥25,800 (税抜)
Black Powder Paint : ¥34,100 (税抜)

フォークの仕様
・Tange 製 Doppo オリジナル セグメントフォーク
・アクスル – クラウンベース:465 mm
・レイク値:47 mm
・MAX タイヤクリアランス:27.5 × 2.8″、29 × 2.4″
・Tange 製 CrMo スチールチュービング
・コラム長とクラウンサイズ:1-1/8” ストレート x300mm
・エンド規格:15 mm × 110 mm Boost
・参考重量:1880 g
・両フォークレッグに3ホールケージ対応のアイレット
・スルーアクスル付属

トレイルバイクとして生まれたこの Doppo MTB は突出した速さや激しいアクション性を追求するバイクではありませんが、マウンテンバイクとして、山の道具としての存在を基本に Doppo シリーズのコンセプトである「独り歩き」を体現するための存在として、このフレームは常にあなたの冒険を支えてくれます。

現在のマウンテンバイクの世界は更に細分化が進み。

コレをするには、コレ。
アレをするには、アレ。

と何故かその専門的な性能だけが誇張、持て囃され、一般的には到底理解がしにくく、とても関わり難い専門的な世界になってしまっています。

最新技術とスペックのすべてを否定するわけではありません。
それが持つ効果には私たちサイクリストが胸躍るのも嘘ではありません。

ただマウンテンバイクが私達に与えてくれる楽しみの大きな部分は、その様なスペックや専門的機能では無いと私たちは思うのです。

本来のマウンテンバイクとは、道があれども無かれども、自分の意志と勇気さえあれば何処へでも進んでいける最高の道具としての存在であり、私たちにいつでも新しい夢を見させてくれ、その結果に胸を熱くさせてくれていたのでは無いでしょうか。

私たちが求める本質、自分のペースで自然と向かい合い、轍を踏みしめ、大きくゆっくりと呼吸をし、草木や生き物たちの音や声を聞くため、森や山へと分け入っていくための信頼に値する山の道具としてこの Doppo MTB は生まれたのです。


商品に関するご質問等ございましたら、お気軽にシムワークスまでお問い合わせください。