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2023/9/1

SimWorks at MADE Bike Show

Photo by The Radavist

8/25(金)〜8/27(日)にアメリカ・オレゴン州ポートランドで開催されたMADE Bike Show

初開催となる今回、そして2019年のNAHBS以来久しぶりとなったハンドメイドバイクショーにSimWorksとしてブースを構え、いくつかの新製品をお披露目しました!

All Doppo Renewal

まず何と言っても今回のMADEにおいて、わたしたちSimWokrsからの最も大切なニュースは、Doppoシリーズのフルリニューアルでした。

Doppo Ronin

Doppoシリーズの中で一番早く誕生し、世界中の多くのサイクリストに愛されている、定番フレームと言えるATBはその呼び名を “Ronin” と変更、バイクコンセプトはそのまま継承され、フレームデザイン、サイズスペック、そしてグラベル用としてのフロントダブル仕様にスペック対応をさせ、より多くの人に愛されるためのアップデートを施してのリニューアルになりました。 もちろんタイヤは650bと700cの兼用仕様になっていますので、多くのサイクリストが望む、様々な遊び方に正しくフィットすることでしょう。

Doppo Locust

MTBはよりバイクパッキングやダートツーリングを意識したモデルへと移行。カラーも一新し、その名をLocustとしてリニューアルします。 当初はトレイルバイクとして生まれたこの “MTB” ですが、今回のリニューアルではむしろ、山の道具としての「独歩」を正しく具体化した存在として、この “Locust” が常にあなたの冒険を支えるように再設計をしました。 もちろん必要とあれば、120mm 前後のサスペンションを取り付けることで、2.8 インチサイズのタイヤまで飲み込むクリアランスが活きてくる可能性もありますのでトレイルやスタイルに応じて、好みのセットアップを楽しんでください。 今年の秋頃までにはローンチの予定です。

Doppo Wanderer (Proto Type)

また、現状ではまだプロトタイプとしてですが、”Wanderer” という新たなDoppoコンセプトのオールロードフレームもお披露目しました。 今回のラインナップの中では最も「スピード」を意識したモデルになっていますが、もちろん他のDoppoと同じくして自転車本来が持っている「自由度」を楽しもうというコンセプトを正しく踏襲したバイクに仕上がっていると自負しています。 アメリカ北西部、ポートランドならではの雨季時でのライドもちゃんと楽しめるようにとフェンダーを備えることもできるこのオールロードバイク、プロトタイプながら今回のショーではもっとも良い反応を来場したサイクリスト、そしてメディアからたくさん得ることができ、本当にうれしい限りです。

Doppo Original Dropout

そして上記の写真から気がついた方もいると思いますが、今回のDoppoリニューアルに伴い、RoninとWandererの2モデルには、SimWorksオリジナルのドロップアウトを採用しています。 自転車全体を構成する上で、ドロップアウトは些細なパーツかもしれませんが、オリジナリティと製造性の向上を求めて、かねてからオリジナルのドロップアウトを開発したいと思っていたので、非常に大きな一歩になりました。 今回様々な経験値を持ったビルダーからも、直接フィードバックが得られたので、さらなる進歩のために引き続き開発を進めていきたいと思います。

気になる各モデルのリリースについてですが、まず直近でLocustが10月にリリース予定となり、続いてRoninが2024年春にリリース予定、Wandererも2024年内でのリリースを目指して開発を進めてまいります。

SimWorks by NITTO
Wild Honey Bar

大変長らくお待たせいたしましたが、大人気のドロップバー Wild Honey Bar がリニューアル。 SimWorks by NITTOとしては久しぶりのドロップバーの再リリースとなります。 オリジナルのシェイプはもちろんそのままに、センタークランプ部の延長とともにハンドル幅をよりワイドに、490mm, 510mm, 530mmの3サイズ展開での復活になります。 こちらは本当にもう間もなくのリリース予定となっていますのでご期待ください。

SimWorks x PAUL

カリフォルニア州・チコの盟友 PAUL COMPONENT と久しぶりとなるコラボレート。
Klamperディスクブレーキやブレーキレバーを中心に、スペシャルカラーのターコイズのラインナップ。また、スペシャルデザインのボトルオープナーやボトルも仕込んでおります。こちらは来週以降にリリース予定となります。

2019年のNAHBS以降久しぶりとなったハンドメイドバイクショー、ノーキャルのビルダーたちは相変わらず元気にやっていて、若手ビルダーたちも次々に頭角を現してきていたりとビルダーコミュニティーの健在っぷりを実感することができた今回のショーでした。そして3日間たくさんの方がブースに立ち寄ってくださり本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

ハイライト的に新製品の案内をしてまいりましたが、ショーの様子についてはまた後日改めて、それぞれの商品についてはデリバリーのタイミングでより詳細に紹介していく予定ですので、みなさまステイチューンドでよろしくお願いします!