Rouleur Magazine セールのお知らせ
ルーラーマガジンは日本に情報の入ってこないようなロードレースの深い部分を常々突いてきてくれるロードレースジャーナル。 近年日本人選手も参戦するようになった、ケルメス・スタイルのロードレース・サーキットをボロボロになりながら転戦する育成チームの選手や、共産主義下でのロードレーサーたちをドキュメントした旧東ドイツの特集、時の大統領の戯言として始まったものの国際的な評価を得ることになったマレーシアのツール・ド・ランカウェイ。 日本では議論すらご法度かのようなマリファナをディールするのは、ドーピングでツール制覇を剥奪されたフロイド・ランディス。
インターネットに精通したファンにはおなじみの情報から、誰も興味がないために全くネット上に情報がないものまで並ぶ誌面。 地域や時代もバラバラなその記事から各イシューを色付けているテーマを読み解くのもまた読書の楽しみな作業かと。
前置きが長くなりましたがルーラーマガジンのセールのご案内です。
Issue50から63まで: 1,800円(48%OFF)
2006年に設立されたRouleur Magazineはその当時Raphaからリリースされていました。 ロードレース・カルチャーの現在や過去、有名無名問わずストイックに取材するジャーナリスト集団による、それまでの雑誌とは大きく異なる誌面づくりはコアなロードレース・ファンの思いに応えるものでした。 SimWorksで取り扱い始めたのが34号、その時すでにバックナンバーの多くが売り切れ、現在のSimWorks在庫もすでに10番台はありませんので是非この機会にバックナンバーをチェックしてみてください。
またここからはルーラーマガジンの最新入荷分である17.1号のご案内です。
これまでもデザインや紙面のアレンジを大胆に変えてきたルーラーマガジン。 これまでのイシューで数えると今号は68号になりますがこのイシューより表記が変わりissue 17.1となっています。 フォントなどのエディトリアルの部分も細かく変更になってよりリアルな表現になっているような印象の17.1号。 特集は雨と泥のパリ・ルーべ、引退後奇しくもドラッグビジネスを手がけているフロイド・ランディス、アジアで最も大きなツール・ド・ランカウェイなどなど。
67号のさいたまクリテリウムなどは日本人としてやはり気になる記事でしたが、17.1号のマレーシアのツール・ド・ランカウェイ特集との対比でなにやらもやもやとした気分になってしまいます。 なにがこうも違うのか。 日本における自転車レースもサイクルレース・カルチャーの一部でありツアー・オブ・ジャパンも、間もなく始まるジロ・デ・イタリアもそのレースの熱量はファンにとって同じもの。
日本におけるサイクルスポーツジャーナルの実現を待ちわびるのは僕だけではないはずです。
SimBooksコーナーでは他にもイギリスのBoneshaker Magazine、アメリカのMTBマガジンMountain Flyer、ドイツのAdam Bellの諸作を扱っておりますのでぜひ一度覗いてみてくださいね。