-Monday Selection-
私は今でも覚えています、そしてこの感情を一生覚えていたいです。
Hunter の自転車を手にした時の瞬間を…
その瞬間を思い出す度に、涙が目に浮かびます。今でも泣きながら書いています。
私は Hunter が待ちきれなかった。というか Rick に会いに行きたかった。
私は当日の飛行機チケットをとり、ベルリンからサンタクルーズまで自転車をとりに行きました。そんな突拍子もない私の行動に、Rick は驚きもせず、
AWESOME !! OK I’ll pick you up at SFO. See you tomorrow..
Rickの家に着いた。
私の自転車にすぐに会いたかったけど、私は首を長くして待ちました。
Rick が「自転車できたよ。」と、声をかけてくれるまで。
Woody とまったりしたり、初めてのたい焼き作りに挑戦してみたり…
ドキドキ。。。私の Hunter まだかなぁ。。。どこにあるのかなぁ。。。
すると、仕事を終えた Rick が、
” Rie, your bike is ready. ”
私は、カメラを持って外まで駆けだした。
Photo via condorcazador
” Oh my… ”
言葉がでなかった。。。
カメラなんて撮ってる余裕なんてなかった。私は無意識に自転車にまたがり、とにかく Rick の家の近所を泣きながらぐるぐるぐるぐる何度も行ったり来たりした。
正直、長らく待った後での Hunter との対面には不安がありました。もしかしたら抱いていたイメージとは違うんではないかと。。。
Hunter は裏切らなかった。むしろ体感で教えてくれた。
自分が抱いた自転車イメージなんて、たかがただの妄想にすぎる。実在するものに乗って感じろと。
色があーだこーだ、パーツがあーだこーだ… と、そんなのにこだわりを持とうとした自分が恥ずかしくなった。そんなのは全く関係のないことだった。ビルダーを信じろと。シンプルが一番だと。。。
Rickは仕事が忙しいのにもかかわらず、Training Rideに連れてってくれた。
一緒に乗って感じてくれた。
How do you feel?
今日は Rick が晩ご飯を作ってくれた。
いつも Rick の作るBBQ Hamburgers はどこのお店よりも格別においしい。
私は来週から、この自転車で3ヶ月、ヨーロッパ横断の旅 にでます。
できればもっと早くから新しい Hunter に乗り慣らしたかった。ギア付マウンテンバイクなんて、人生で3回くらいしか乗ったことがなかったから。
大丈夫かな。。。とても不安でした。
でも、この不思議なマシーンは、私に全くそんな不安も違和感も与えず、むしろ安心感と大きな旅路への勇気を与えてくれた。初めて跨いだ瞬間も、すでにこのHunterは昔から私の相棒だったみたいに、私との大きな旅の出発を待っていてくれたかのようだった。
Everything will be fine. You will have a lot of fun for sure. I’m jealous…
なんでわかるの、Rick ?
どうしてこんな自転車が作れるの?
ありがとう Rick Hunter.
Photo & Text by Rie Sawada