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2022/2/17

Fun to 3

何事も紆余曲折あるものです。自転車部品のデザインもめちゃ奥が深い。

例えばこの Fun 3 バーはなんとも楽しいバーで、なんてったって 3 回も曲げてあります。内側から順に、第 1 曲げでライズして第 2 曲げで一旦水平に、そして第 3 曲げで後ろにスイープするのです。

グリップの位置とアングルだけを考えるならそれは 2 回曲げるだけで実現できる。同じライズ、同じアングルのハンドルバーは 2 回曲げで作ることができるのです。つまり、3 回曲げてあるハンドルってのは余計に曲げてあるってことなのです。余計ってのは効率とかコストとかを優先した設計ではやらない事をしているという意味ですね。

この更なる「もうひと手間」の正体についてを語らせてもらうならば、それは赤面必至の愛の物語、故に割愛となるわけですが、設計者のほとばしるそれをほんわりと抱擁できるそこのあなた様には、どうか使ってみて欲しい。
ホンモノの Bike lover 確定のルックスを手に入れて、来たるべき春に備えていただきたいのです。

今回の入荷は幅の広い750mmサイズです。680mmサイズもこの春リリース予定です。