SimWorks の Froggy Seatpost がかつてのマットフィニッシュからポリッシュ仕上げになり、 Silver と Black、0mm と 23mm のオフセット、300mm と 350mm のレングス、全 8 バリエーションの在庫がようやく揃いました。本日は Nitto の職人技が造り上げる、この世にもラギッドなシートポストについて少し掘り下げてみましょう。

Froggy (カエル顔の) という愛称はこの表情に由来します。愛らしいルックスとは裏腹に、なんともラギッドな作りが特徴です。

この前後 2 本のボルトで確実な固定力を発揮します。Nitto の NJS 競輪規格品と同じヤグラですからオンロードはもちろん、激しいオフロードライディングにおいても滅多なトラブルは起きない非常に頼もしい作りをしています。

また、微妙な仰角の調整も簡単で、セッティングも出しやすいです。サドルの調整をきっちり決めてあげることで、驚くほどライドが楽で快適になるのですが、そのこと自体を知らないライダーも多くいらっしゃいます。是非、積極的に触れて欲しい部分のひとつです。

鍛造パーツで構成された、この実に端正なデザインも Froggy Seatpost の大きな魅力です。必要な部分にだけ必要なだけの厚みを持たせ、華美な装飾は削がれ、機能とその役割を果たすためだけの潔い設計。実に真っ直ぐで無駄のないインダストリアルな構造美は、サドルの下に隠された真に「渋い」存在と言えるでしょう。

自転車はそもそも不安定な乗り物であり、人間もまた非力な原動力です。そしてその自転車と人間がコンタクトするポイントはハンドル、ペダル、そしてサドルのたった 3 点だけですので、それぞれが適切にセッテイングされていることは重要に他なりません。日々を共にしたり、野山を何百マイルも進むということになればこれは尚更なのですが、Froggy Seatpost はそうした繊細なセッテイングもこなした上で、確実な固定力を発揮するシートポストという訳です。

SimWorks の With Me Al Spacers の表面仕上げが、ショットフィニッシュ（マット仕上げ）から艶のあるポリッシュ仕上げに変更になりました。スペックはこれまでと同じ超極薄仕様（外径：31.8mm）で、スッキリしたコラム周辺を演出することができます。

※従来のショットフィニッシュのスペーサーは、在庫限りで終了となります。