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2023/3/29

Elements of BikeToFishing

木々や花々が芽吹き、いよいよ春到来! 冬が好きな自分にとってはちょっぴり寂しい気持ちもありますが、とはいえ日に日に暖かくなっていき、街には人が、山には生命力が溢れていく感覚はやはりこの季節ならでは。皆さん色々な楽しいライドを計画されていることでしょう。

ともなれば、あんなものあると良いなぁとか、ライドにこれ持っていきたいなぁとか、ついつい色々想像が膨らんでしまいます。今日は、僕が最近買ったものを紹介させてください。

じゃじゃーん。
すみません、自転車パーツではなくて釣り竿でございます。

かねてから個人的に楽しんでいる自転車と釣りを組み合わせた BikeToFishing 。その中でも特にここ日本で自転車を最も活かした形で成立するのが渓流釣りだなぁと思っているんですが、とうとう渓流釣りに特化した竿を手に入れてしまいました。

選んだのは、シマノがトラウトフィッシング用に作っている カーディフ NX というモデル。源流域など狭い場所での手返しの良い釣りを想定しているので、ラインナップ中でも最も竿の長さが短い番手をチョイス。4ピースと呼ばれる4分割できる竿なので、コンパクトにまとめて持ち運べます。


こんな感じでトップチューブにPack It Right ストラップで括りつければ完璧。 車をデポして自転車で渓流へアプローチしたり、車では行けないような道も自転車なら徒歩よりも早く効率よく移動できるっていう魂胆。釣果はペダルを漕いで稼ぐのが流儀。

コンパクト故に輪行時にも一緒に持っていけるので、旅先でも気軽に水辺にアプローチして竿を振れるなぁなんて、今から妄想が膨らんでいます。

写真は、昨年秋のアメリカトリップの時のもの。GSCのクロージングパーティーを終えて東海岸へ、マサチューセッツ州、ニューハンプシャー州、バーモント州へと会うべく人に会いながら移動を続ける過密スケジュールの中、束の間のリラックスタイムとしてニューヨーク州のフェニシアにあるスライドマウンテンという山をイージーハイクした後に、麓に流れている川に目をつけて30分だけ時間をもらい竿を出すことに。

タイミングがあれば少しでも竿を振りたいと思って、実はちゃっかりバイクボックスの中に釣り道具も忍ばせておいたのです。ちょうどこの時の東海岸は紅葉真っ盛りの良い時期で、色付く木々の美しい景色の中に身を委ねて竿を振れるのはとっても贅沢な経験でした。

真剣にやり出したらどれだけでも時間を費やすことができるので、一番気になった箇所だけに絞って釣り開始。最初はスプーンを投げるも思った以上に流れが強かったので、持ってきたルアーの中でも一番重さのあるミノーにルアーチェンジした数投目、綺麗なレインボートラウトが遊んでくれました。

この魚が記念すべきアメリカで初めてキャッチした魚。めちゃくちゃ空気の読める子でした。サイズはこそ小さいものの、僕にとっては大きな一歩。

今回釣りをした川は、この時期釣った魚をリリースすることがルールとなっていたのですが、その帰りに寄った地元のダイナーでオーダーしたフライドトラウトがとても美味しくて、それと合わせてとても良い思い出。

渓流釣りを嗜む方にとって待望のシーズインのタイミング。僕も早速釣行プランを立てていますので、次回は良い釣果報告ができたらなと思います!