「浪人」と名乗る一台。

鎌倉・室町の昔、浪人とは浮浪とも呼ばれ、どんな身分の人々でもなることができた状態の事と記されています。 それがどんな状態であるかと言うと、生来の土地を離れ、他国をさすらう状態だったそうです。

その時代は、きっと道も治安も悪く、収入のない浪人が諸国を旅をするにはとても過酷な状態であったという事だと想像に容易いのですが、身分や階級制度が幅を利かせていたであろう封建社会時代において、すべての身分の人たちが望むならばそうなることができた状態というのは、なかなか魅力的に感じてしまうのは、生来の放浪癖を刺激するからでしょうか。

放浪とは、究極のミニマムライフであると思います。
すべての道具を一台の自転車にまとめ街から町へ、町から村へ、村から荒野へと移動していく。
辿り着いた先で職を得て食を手に入れ、また旅を続ける。
そんなミニマムライフを想像し、最良の移動ツールになり得る自負から旧名 ATB を改め、 Ronin と称するに至ったのでした。

2016年にSimWorks初のオリジナルフレームとして世に送り出した Doppo ATB も7年の時を経て、その間に２度のバージョンアップを行い、今回は名称変更とともに３代目の新型と相成りました。
大筋のジオメトリーなどに変更はないものの、各部ディティールアップ、パイプや小物材料の再選定を繰り返すことでよりモダンで美しいバイクへと進化しています。

長期間に及ぶツーリングにも、週末の探索ライドやご近所開拓ライド、日常の通勤通学の道具としても、パーツ構成をユーザーのお好みに合わせて選定していただくことで、ほとんどのライドに対応できるようになっています。

ドロップハンドルでもフラットハンドルでも。
27.5インチタイヤでも700cタイヤでも。
そこそこ太いタイヤでも細いタイヤでも。
あなたの想像力に合わせて何通りにでも姿を変えることができます。

世界は広く、時は止まることなく変化し続けます。
そんな世界であなたの隣で最良の相棒、そしてツールであり続ける1台が、 Doppo Ronin でありたいと願っています。

SPEC

• Size : S , M , L , XL , XXL
• Frame : Chromoly Tube（Tange no.1~no.3）
• Fork : Doppo Original （Chromoly , Offset 49mm , Lenght 395mm）
• SimWorks Original Dropend
• Head Size : EC 34mm
• Brake Style : Flat Mount Disc Brake Front & Rear
• Max Tire Clearance : 700x43c , 650x55b , 27.5 x2.22 （without Fender）
• Compornent : Gravel Double
• Front Wheel Fix : 12x100mm Thru Axle
• Rear Wheel Fix : 12x142mm Thru Axle
• BB Shell : 68mm BSA Threaded
• Bottle Cage Mount : ２
• Cargo Cage Mount :３（Fork x2 , Under The Down Tube x1）

Recommend Ride Area

Trail 10% – Gravel 45% – Road 45%