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2023/9/20

Doppo Locust / Off Roader Tourer

「 羽つきバッタ 」と新たに命名された1台。

群れを成し草原を埋め尽くし荒野へと変えてしまうような狂気を持った羽を持つバッタ、そうイナゴ、それが Locust の意味になります。

僕たちが愛してやまないオフロードと言われる道は、その全てが繊細な自然の一部であり、何も考えずに踏み荒らせばあっという間にそこはただの荒地となってしまう。 荒地を走るのも確かに面白い。でも、自然の全てが荒地になってしまったら? きっと何も面白く無くなってしまうのでしょう。

険しい山があり、巨木のそそり立つ森があり、小川の流れる林がある。
時に岩ばかりの荒野があり、見渡す限りの砂に覆われた砂漠もある。
多くの表情を見せる自然の中を走るからオフロードは面白いのだと。

そしてそんな繊細な自然を壊さぬよう自戒の意味を込めつつも、未開の地へも恐れることなく羽ばたいていく、そんなイナゴバッタのように Locust と冠しました。

Doppo Locustは、Doppo MTBを現在のツーリングバイクユーザーの求める多くを定義化、再構築をして、より多くのサイクリストに乗っていただけるようにとサイズ展開を増やしたモデルです。

ならば MTB のままで良かったのでは? と考える人も多くいるかと思いますが、最近の “M T B” と称される乗り物は、必要以上に細分化されすぎたスペックによってなのか、結果この乗り物は一体全体ナニモノなのだろうかと少し疲れてしまうようなモデルが次々現れているのも事実ではないかと思っています。

そんな冠する名前により、その使用用途が限定されたイメージを生み出してしまうことは、Doppoシリーズのフレーム全てにおいて私たちの望む事ではありません。 Doppoとは、何者にも邪魔されず自分の道を歩むための最良の道具であるようにと思いを込めて製造をしています。 そしてそのシリーズ中で一番オフロードを得意とするモデルが、この Locust になるとお考えください。

速度はやや遅くなりますが、太めのタイヤを履くことで道を選ぶことがなくなり、心の赴くままに大自然の世界に入っていける。 そして繊細な自然の息吹を特に強く感じることのできるモデルになっています。

SPEC

  • Size : M , L , XL
  • Frame : Chromoly Tube(Tange no.3)
  • Fork : Doppo Original MTB(Offset 47mm / Lenght 465mm)
  • Head Size : Top ZS 44mm , Bottom EC 44mm
  • Brake Style : Front : IS Mount , Rear : Post 160mm mount
  • Max Tire Clearance : 27.5×2.8″ , 29×2.4″
  • Front Wheel Fix : 110x15mm Thru Axle
  • Rear Wheel Fix : 148x12mm Thru Axle
  • BB Shell : 73mm BSA Threaded
  • Compornent : MTB
  • Bottle Cage Mount :2
  • Cago Cage Mount : 3(Fork x2 , Under The Down Tube x1)
  • Dropper Post : Stealth Dropper Hole on Seat Tube
  • Recomend Suspension Stroke : 120mm

Recommend Ride Area

Trail 55% – Gravel 40% – Road 5%

今回のバージョンアップによって新たにXLサイズが追加、サイジングのバランス調整を丁寧に行い、より多くのサイクリストに広き大自然への挑戦をしていただけるようになりました。

これから先の季節はより自然が豊かな表情を見せる季節です。 気候も道具も最適です。
あとは、あなたの心積もりだけ。さあ、荒野へと出かけるとしましょうか。

近日中に Locust 同様に、ATBから名称を変更しリニューアル予定の Ronin をご紹介いたします。