Discover the Freedom : Release Doppo Locust
Text by SimWorks / Photo by Go Sato, Eri Tanaka, Rie Sawada
群れを成し草原を埋め尽くし荒野へと変えてしまうような狂気を持った羽を持つバッタ、そうイナゴ、それが Locust / ローカスト の意味になります。
僕たちが愛してやまないオフロードと言われる道は、その全てが繊細な自然の一部であり、何も考えずに踏み荒らせばあっという間にそこはただの荒地となってしまいます。 荒地を走るのは確かに面白いのですが、きっと自然の全ての土地が荒地になってしまったら? まったく面白く無くなってしまうのは想像に容易いのです。
険しい山があり、巨木のそそり立つ森があり、小川の流れる林があります。
時に岩ばかりの荒野もあり、見渡す限りの砂に覆われた砂漠もあります。
多くの表情を見せる大自然の中を自由に走れるからオフロードは面白いのだと思うのです。
そんな繊細な自然を狂気なイナゴのように壊さぬよう自戒の意味を込めつつも、未開の地へも恐れることなく羽ばたいていく、そんな羽つきバッタのようにと思いを込めて Locust と冠しました。
Doppo Locust
新たなモデルである Locust はDoppo MTBを現在のオフロードツーリングバイクユーザーの求める多くの要素を再定義、再構築を行い、より多くのサイクリストに荒野の冒険へと旅立ってもらえるようにようにとスペックとサイズの調整、そしてカラーリングを整えて再出発しました。
MTB の名称ままでも良かったのでは? と考える人もいるかと思いますが、近年の M・T・B と称される乗り物は、必要以上に細分化されすぎたスペックによってなのか、結果、この乗り物たちは一体全体ナニモノなのだろうかと少し疲れてしまうようなモデルが次々現れているのも事実ではないかと客観的に思っています。 そんな少々コンプリケートな現在のMTBシーンと同じMTBと冠する名前によって、その使用用途が限定されたイメージを生み出してしまうことは、Doppoシリーズのフレーム全てにおいて私たちの望む事ではありません。
加えて説明するならば、Doppoシリーズの大切なコンセプトとは、「何者にも邪魔されず、自分の道を歩むための最良の道具であるように。」とシンプルな思いを込めて設計製造をしています。 そしてシリーズ中で最も荒れ地を得意とするモデルが、この Locust であるとお見知り置きください。
巡航速度は他の2つのDoppoに比べると若干遅くなりますが、太めのタイヤを履かせることができることにより、道を選ぶ必要がなくなり、自らの心の赴くままに大自然そして荒野へと入っていける、 そして繊細な自然の息吹を特に強く感じることのできるオフロードツーリングモデルとなってまさに完成をしたと信じています。
Locust Bike Spec
- Size : M , L , XL
- Frame : Chromoly Tube(Tange no.3)
- Fork : Doppo Original MTB
- (Offset 47mm / Lenght 465mm)
- Head Size : Top ZS 44mm , Bottom EC 44mm
- Brake Style : Front : IS Mount , Rear : Post 160mm mount
- Max Tire Clearance : 27.5×2.8″ , 29×2.4″
- Front Wheel Fix : 110x15mm Thru Axle
- Rear Wheel Fix : 148x12mm Thru Axle
- BB Shell : 73mm BSA Threaded Compornent : MTB
- Bottle Cage Mount :2
- Cago Cage Mount : 3
- (Fork x2 , Under The Down Tube x1) Dropper Post : Stealth Dropper Hole on Seat Tube
- Recomend Suspension Stroke : 120mm
Recommend Ride Area
Trail 55% – Gravel 40% – Road 5%
Carefully considered design
もともとはトレイルバイクとして生まれたこの Doppo Locust は、突出した速さや激しいアクション性を追求するバイクではありませんが、オフロードバイクとして、山の道具としてのアイデンティティを軸に、独り歩きを体現するような存在を目指して、各部構成が成されています。
フレームに設けられた通常のボトルゲージマウントに加え、ダウンチューブ下側には 3 穴マウントも装備しています。ツーリングなどに必要な道具を割り振ることで、自分自身を軽くすることができます。
フレーム設計は 29″ と 27.5″ のコンパーチブルで、29″ であれば最大 2.4インチ、27.5″ であれば最大 2.8インチ のタイヤまでも飲み込みます。
Doppo Locust Original Fork
現在のマウンテンバイクの標準である 44mm のヘッドチューブを採用していますので、付属する Tange 製オリジナル CrMo フォークだけではなく、お好みでサスペンションフォーク (120mm前後推奨) に換装していただくこともできます。
標準のフォークレッグには 3 穴マウントが装備されており、バイクパッキングスタイルに対応する高い拡張性が持たされています。普段の探索ライドにおいて常に起こるオン/オフロードの繰り返し、それを問わずにただひたすら走り回ることがこの 1 本のフォークで可能になります。
Made with Tange tubing
Doppo Locust のメインチュービングは Doppo ATB と同様に Tange 社製の高品質 CrMo スチールチューブセットを採用しています。
Right thing
in the right place
ドロッパーポストにも対応しており、シートチューブにはケーブルルーティン用の隠し穴を装備。
ディスクマウントはMTBバイクの定番となるフロントがインターナショナル、リアがポストマウント台座になっています。
Doppo Locust size chart
里山でのトレイルライドをより楽しく走りたいと考えたとき、サスペンションフォークが必要なサイクリストがほとんどではないかとも考えました。 もちろん Doppo Locust はサスペンションを装着することも当然視野に入れて設計してあります。少し長めに設定されたリアバック、2.8″ まで飲み込むタイヤキャパシティ、これに 120mm前後のサスペンションを組み合わせることで、トレイルバイクとしての真価も発揮するのです。
Doppo Locust はリジットフォーク、サスフォークのどちらを採用されても、自然なハンドリングになるよう緻密に設計されたフレームジオメトリを採用しています。
今回のバージョンアップによって新たにXLサイズが追加、サイジングのバランス調整を丁寧に行い、より多くのサイクリストに広き大自然への挑戦をしていただけるようになりました。
これから先の季節はより自然が豊かな表情を見せる季節です。 気候も道具も最適です。
あとは、あなたの心積もりだけ。さあ、荒野へと出かけるとしましょうか。
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