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2018/6/26

[Seven Cycles Blog] What the Rider Doesn’t Know…

Text by SimWorks / Photo by SimWorks

ライダーたちは何を知らないのでしょう?

私たちセブンサイクルズのお客さまの中には私たちのウェブサイトやパンフレットを隅から隅まで読み、私たちに何ができるか、どうやって自転車を作るか、そして自分たちが何を欲しているかの知識を大量に頭の中に入れてきてくれる人がいます。でも、実はそんなお客さまはごく稀にしかいないのです。

– 殆どのライダーがセブンサイクルズについて全く知らない
– もしくはセブンはカスタムオーダーをやっている事くらいしか知らない
– さらにそのほとんどのライダーは『カスタム』の本当の意味を知らない
– また、セブンが他のカスタムビルダーと何がどう違うのか知らない
– 多くのライダーはカスタムと聞くとすぐにジオメトリーというものだけに結びつけて考える
– そもそも、自分たちの自転車は自分にフィットしているのに、なぜカスタムバイクが今更必要なのか疑問に思っている

度々お話をさせてもらっているように、カスタムメイドがもたらすフィット感や快適性というものは百あるメリットのうちのほんの序章に過ぎません。

ほとんどのライダーは自分の自転車の動きがフレームセットのジオメトリーに関係していることを知りませんし、自分の体重がどのようにホイールの間でバランスをとられているのか知る由もありません。例えば、私たちは2つのホイールの上でライダーのボディのセンターを取り、ライダーが動かしたいように正確に扱えるフロントエンドをデザインするのですが、こういった設計の裏側については彼らにとって未知の世界にしか思えないことでしょう。しかし、このようにセブンのカスタムバイクのデザインプロセスを説明し始めると、それがお客さまが考えていたような想像をはるかに超えたものであることをようやく理解し始めてくれます。

また、ほとんどのライダーはセブンがどんな素材でカスタムバイクを作っているかを知りませんし、更にはそれぞれが何の役になっているかという知識も当然ありません。彼らはスチールやチタンは重く古めかしい素材であると信じ込んでいますし、逆にカーボンプラスチックはすべてのライダーにとって最高の恩恵があり、どんなコンディションでもいろんな走りができると崇拝しているかのようです。しかし、それぞれの素材にどんな性質があり(スチールは軽くて弾む、チタンは弾力性があり耐久性もあり他の素材のように道路の段差も吸収する。そしてカーボンは軽い、等)何に適しているかをライダーに説明し始めると彼らは自分のライドに適した素材は何かをようやく考え始めます。身体にフィットさせた上で、彼らが欲するパフォーマンスや快適性を伴い、そして究極的に言えば自分たちがしたいライドスタイルを実現してくれるような素材のチューブセットとして何を選ぶべきか、といった話をし始めた時、ライダーはようやく「曇りなき眼」を開いてくれるのです。

こうしたやりとりの中で、ライダーの皆様はセブンが作る自転車におけるオプションの幅広さを知って驚愕します。

「このモデルってディスクブレーキをつけることはできる?」と答えられたら、もちろん「はい」と。
「パープルカラーにペイントできる?」と答えられたら、もちろん「はい」と。
「結構グループライドで速く走るんだけれど、そんな自転車でもフェンダーやラックのマウントってつけることができる?」と答えられたら、もちろん「はい」と。
「このタイヤにフィットする自転車って作れます?」「ケースに入るような自転車は?」「ベルトドライブもしくはチェーンドライブにすることって?」もちろん全てに「はい」と答えられるのです。

もっと言えば、長く乗られる自転車を作るという本当の意味をライダー達は知りません。もちろん、保証書は付きます。しかし、自転車自体が壊れないことやそれに保証がされている事よりももっと大事なものがあるのです。それは末永く乗ることができるように設計されている事です。
今まで人類はこのように個々のライダーにフィットさせた自転車をデザインしてきましたか?今まで人類は、ある時にはファストライドを、ある時はのんびりとしたツーリングができるような自転車を作ってきましたでしょうか?

このように、 世の中の自転車がどの様に設計されているかをほとんどのライダーはしりませんし、新しい自転車をセブンと作るということがどれほど素晴らしいことかを(残念ながら)ほとんどと言っていいほど理解してもらえていません。ですから私たち自身はもちろんディストリビューターやショップと協力をしっかりと築き上げ、お客に対して上記以上のさまざまな事柄を丁寧に伝え続け、自転車を売るだけではなく、もっともっとライダーたちに本当の自転車の世界に入ってきてもらいたいと考えています。そうする事によって、新しい人が道路を走り続け、そしてコミュニティーは回り続けるという仕組みができるのです。

────── What the Rider Doesn’t Know from SEVEN CYCLES

いかがでしたか?
今回も胸熱なポストでしたね!ここから少し補足しますと。。。
【ここがスゴイよ!セブンサイクル】
– 上記の様なカスタムバイクを年間にして約1700本(毎日6本ほど)出荷している
– オリジナルの米国製チュービングを揃えており、さらに社内で加工できる。チタンチュービングに対してカスタムバテッドを施すのは世界でもセブンだけ
– 驚愕の短納期。生産プロセスは究極と言えるまで洗練されていて、無塗装のチタンフレーム等はサインオフから5〜6週間程で出荷されます。(シーズンによって前後します)
– ペイントがめちゃくちゃキレイ。工場内のペイントブースはもちろん環境や健康に配慮された最新設備。至れり尽くせりなペイント有りオーダーでも納期は+1〜2週間

これからも皆様に正しくセブンからの情報が伝わるようにブロギングに努めますね。
ご質問等ございましたらお気軽にご連絡くださいませ。

https://vimeo.com/118008914