集団で走ると前の人が風よけになったりペーサーになったりして走りやすい、というぐらいにしか思ってなかったんだよ。
あれ、前の人もいつも以上のチカラが出るんだ。人と一緒に走るというのはそういう事。
そしてその作用はスピードだけではなくて、楽しさにも当てはまる。
みんなで峠に登る時、みんなでゴハンを食べる時、みんなで海を眺める時。
そこにイベントの主体と客体の違いは無かったんだ。
そんな事は知っているって?いやこれはソリストに言っているんだ。
底なしの好奇心と、勇気を持って未開の地に分け入って行く事ができる、自転するチカラを持っているソリストに。