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2015/12/18

世界で一番過酷なロードレース

10数年前に中国南西部を旅行した時、成都や昆明といった大きな街に行くと、これからチベットのラサへ向かうという強者に何人か遭遇した。当時は(今でも?)政治的な都合でラサへ行くには飛行機か決められたバス路線で行くしかなく、彼らは違法なローカルバスで向かおうというのだ。宿のノートにはチベット入国に成功した人の手記があり、高山病と戦いながら何度も検問を突破する過酷なバス旅の方法が記されていた。
「とりあえず行けるとこまで行ってみるよ」とそいつは言ってたけど、その後どうなったのかは分からない。ただ、チベットへの道のりは果てしなく険しく過酷なイメージしかない。
 
そして、どうやらそのイメージは今でも間違ってない事は、WTBのHPで紹介されていたTIBET Challengeというレースレポートが伝えてくれた。
成都→ラサを走る10日間のステージレースは2,000km/総獲得標高50,000m、平均標高4000mというコースプロフィール。
参加者の顔ぶれを見るとみんな未踏峰の山岳にアタックするシェルパの様な精悍さを感じさせるが、それでも出走31人で完走9人という恐ろしいレースだったみたいだ。世界で一番という言葉は陳腐化してはいるけど、これもそのひとつである事に間違いはないだろう。
 
そしてさらに驚いたのが、完走者の1人はWTBのシックスリックタイヤを使い、パンクなしで完走したという事実。舗装されているとはいえ、雪山や極度に乾燥した高原砂漠地帯の路面状況は容易に想像がつく。“耐パンク性能を強化した街乗り最強のタイヤ”という謳い文句を疑っていたわけでは無いが、そのスタイリッシュなデザインから見た目重視で選ばれている事が多いシックスリックの固定観念を見事に打ち壊してくれた。
 
WTBのレポート
THE TIBET CHALLENGE 2015

レースのホームページはこちら。
TIBET Challenge
 
WTBのブランドページ
https://sim-works.com/wtb
THICKSLICKのプロダクトページ
https://sim-works.com/wtb/thickslick

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