秋の新刊案内
SimWorksのある名古屋では昨日は冷たい雨、今日は真逆に額に汗する陽気ですが、夏に比べて長くなった夜は総じて過ごしやすく読みかけの本も心地よくページが進んでいきます。読書の秋です。
少し入荷が遅くなりましたがRouleur Magazine, Privateerの最新号が届いています。またMountain Flyerの最新32号も。
Rouleur Issue 41 2625yen(w/tax)
四肢の一部を事故や病気で失ったレーサーによるチームIl Piratasの強く美しい写真の数々で幕を開ける41号は古くから続くもの、新しい力、闘い続ける人たちを多く追っています。Cinelli創業者Cino Cinelliへの1986年のインタビュー、イタリア、ルッカのショップPOLIがもつバルタリ、コッピからパンターニそして現在までのアーカイブ。ジャマイカ系イギリス人レーサーDavid Clarkeが直面した人種問題や薬物問題。フルームらと同じUCIのプログラムによりヨーロッパに渡ったアフリカ、エリトリア出身のベルハネが闘うTour of Turkeyなどなど、どの特集も読み応えたっぷりのルポルタージュです。
日本語版目次ページ(約300KB)はこちらからダウンロードできます。
Privateer 17 2625yen(w/tax)
今号のPrivateerはGrassrootsへスポットを向けたかのような内容。
イラン人としてのルーツを持ちながら、宗教的理由によりトルコでの活動を余儀なくされているレーサーSina Solouksaran、
4人のマウンテンバイカー自身の手で作られている世界屈指のバイクパークウェールズ、イギリスで20年続く24hレース、Mayhemやマン島の100マイルレースでのオーガナイザーのパッション。 ジェフ・ジョーンズの作る異形のマウンテンバイクの秘密もグラスルーツからの発想。
日本語版目次ページ(約300KB)はこちらからダウンロードできます。
Mountain Flyer 32 1050yen(w/tax)
マウンテンバイクの現在形はこれまでの数々のイノベーションの結果ですがその黎明期を作ったチャーリー・カニンガムとスティーブ・ポッツの2人が2013年の今提案するマウンテンバイクとそのプロジェクト、DIA Bikes。どんなバイクかは見てのお楽しみ。
そしてRouleurでは現在2013年100周年を迎えたTour de Franceを7人のライターとフォトグラファーが追った書籍を準備中です。ISSUUにてプレビューできますので実際にその内容の一部を確認できます。まだ発売時期は未定ですがどうぞお楽しみに。
そのISSUUですが、最近ではいろんなマガジンがこのサイトでパブリッシングをしています。先日Porcelain RocketのScottが教えてくれたBunyan Veloもその一つ。
例のCanning Stock Routeの言いだしっぺTom Walwynによるライドレポートが載っていたり、Cars R CoffinsのHurl EverstoneがAlmanzo100というグラヴェルロードレースについて書いていたりするこのマガジン、ファットバイク、MTBツーリング、バイクパッキングに興味のある方はぜひ見てみてください。
という訳で一気に紹介しましたが秋の夜長は世界じゅうの自転車のWhat’s goin onに触れてみませんか。
各マガジンのお問い合わせはお近くのSimWorksディーラーまでお願いします。