2015/1/16
From "Seven Cycles Blog"Being World Champion – Mo Bruno Roy

 

Original post : Being World Champion – Mo Bruno Roy

 

座り込んだままで世界チャンピオンになれるわけもなく、ましてや単に『才能』があったからといって表彰台の上に立てるわけでもない。今回、ルイビルにおいてのシングルスピードシクロクロス世界選手権という舞台で、モー・ブルーノ・ロイが私たちのSevenCyclesのレーサーで参戦したことに興奮せずにはいられなかったが、もちろん彼女が良い成績を収めることができたのが自転車のおかげではないことは確かである。SSCXWCの優勝者は、その証であるタトゥーと、メダルを受け取る際に着る伝説的な金色の水着を獲得するという一風変わったイベントであるものの、その内容は百戦錬磨のプロライダーが競い合うハイスピードレースだ。

 

この優勝を彼女が手にするまでの道のりは、とても長いものであった。途方も無いトレーニングを積み、大小数えきれないほどのレースを駆け抜けた。ローカルのダートクリテリウム、ベルギーでの世界戦。たくさんの勝利もあれば、リザルトを見つめながらじっと反省点を模索することもたくさんあった。これを悲観的に”修行”だと言う人もいるが、モーのライフスタイルに対する評価としては当てはまらないのである。彼女の成し遂げてきたことは、真に讃えるにふさわしい名誉であり、真のサイクリングライフそのものだ。そこには、年々のレースをこなし、スポンサーの期待に答えるといった事よりもさらに上の次元の話が存在する。彼女は全てを自転車に捧げており、私たちはそれをとても誇りに思い、共に仕事ができることは実に光栄なことなのだ。

 

僕達がモーを街で見かける時はいつも、彼女は自転車に乗っている。レース会場で彼女を見かける時はといえば、ビギナーライダーの為に身体のケアを指導していたり、インタビューをしたりしながらシクロクロスの楽しみを広めてまわったり、友人を訪ねてはおしゃべりに花を咲かせていたりするのである。彼女の生き方があってこその自転車ライフであり、自転車が彼女の生き方を決めているわけではないのである。私はバイクビルダーとして、このような人と一緒に働ける事に幸せを感じる。モーは野心家ではなく、長い経験と高いバイクコントロールのスキルで逆境を乗り越えていくタイプのレーサーである。彼女は「強い」のだが、間違ってもその強さだけが彼女の良いところという訳ではない。彼女は速く、頭が良く、高い技術を備えていて、全てを持ち合わせている素晴らしいサイクリストである。そして今、彼女は世界チャンピオンとなったのである。

 

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