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2020/3/24

SimWorks Racing: ミラクルチェンジ

みなさま、お待たせしました。 お待たせし過ぎたかもしれません。

ということで前回はシーズン前半戦を振り返ったが、今回は気になっていた方も多い身体の変化と、フィッテイングについてお話していきたい。

1.見直した食生活

さかのぼること1年前、、、今ではすっかりネタ話。ジャージもピチピチでキツかった。。。

今シーズンのレース会場では変わったね、痩せたね、誰か分からなったと話をするればその話題で持ちきりだった。そこまで言われすぎるとさすがに今までどれだけ太っとったねん!と突っ込みたくなるほど過去の自分がちょっぴり恥ずかしくなった。

それもそのはず昨年からだと約 10 kg、身長が止まってからのピーク時からだとトータルで 12 kg も減量したのだから。お蔭で今まで履いていたパンツもゆるゆる楽チン。

正直痩せた経緯ははっきりと思い出せないのだけど、身体がどんどん楽に動けるようになっていくことが楽しくて、私のやる気スイッチが入ったのかも。

痩せた理由はトレーニング量を増やしたという訳ではなく、大幅にを見直した食生活にあって、小麦を取らない、いわゆる今流行りのグルテンフリー。かといって私たちが良く口にする味噌汁にも入っているので、完全にグルテンを抜くことは難しいが摂取量を減らすことは出来る。

レースの時のルーティーンはだいたいいつも決まっていて、朝は少し早く起きておむすび握ることから始まる。
会場についたら出店の準備を進めながらスタート時間を逆算して食べるタイミングを決め、レースの少し前になれば身体への負担が少ないバナナを食べる。それとこまめな水分補給も忘れずに。
そしてその合間で一つ一つ丁寧にゼッケンをつける。

ちょっとしたことだけど、意識してやってみるといつの間にか当たり前になっていて、その様子を見ていたチームメンバーもマネをして隣で全く同じものを食べてるなんてことも。

(例)一日のこんだて
朝 : パン→フルーツ
昼 : パン,うどん→アーリーバーズの野菜,肉,卵メニュー+スープ
夜 : うどん,焼きそば,お菓子→生姜焼き,野菜炒め,鍋,肉,野菜,卵,納豆など

昼ごはんによく食べる Early Birds Breakfast ケイタさんのアリバのマカナイは、毎日食べても飽きない美味さと栄養バランスが絶妙だし、ケイタさんの話を聞きながら食べることも楽しみの一つだった。

私のお気に入りメニューは、豚とほうれん草のオムレツ or スモークチキンチョップサラダをスクランブルエッグに変更+クラムチャウダー。サークルズに来る時は、ぜひ隣にあるアーリーバーズも寄ってみてね!

今まで食べ過ぎていたこともあるが大好きだった食後のアイスも止め、よく食べていたスコーンやクッキーなど小麦が含まれている食べ物を極力取らない習慣に変えただけで身体の調子が上がって良い方向へ改善。

それらの成果がレースへのモチベーションにも繋がり、全日本選手権 2 位、そして掴んだ世界戦への切符。

しかし痩せた反面困ったこともあって、夏頃に試着して決めたスキンスーツのサイズがシーズンを過ごしていくうちに合わなくなってしまったぶかぶか問題。

また、脂肪が減ったことで昨シーズンよりも暖かいはずの今シーズンでさえ寒さに耐えられず、更に免疫力の低下でひいた風邪もなかなか治らないなど大切な時期に体調を崩して苦労したのは反省すべき点。

あくまで自分の身体と上手く付き合っていきながら無理のない範囲でバランス良く取り組める方法を見つけ出すことが大切だと痛感させられたので、もしやってみようかなと思ってい人は自分のベストな状態に近づけるまではとにかく色々お試しいたくことをお勧めしたい。

2.フィッテングと憧れの Seven Cycles

私が Seven Cycles に憧れを抱いたのはちょうどシーズンインする前こと。
もちろんそれまでにパイセンと一緒にライドで走っているうちに、作り手としても、いつかは Seven のチタンフレームに乗ってみたいとそんな想いは秘めていたが、強烈に心を惹きつけられたのは Seven がアップしたあるインスタグラムの投稿だった。

なんと Seven のシクロクロスバイクである Mudhoney のトップチューブが綺麗に湾曲されているではないか!すぐにセブンの担当であるリョウタさんに話を聞いてみると、Seven がバイクサポートする XC & Cyclocross のプロライダー、Kelly Catale という女性が乗るフレームだと知る。

その時はまだフレームに Mudhoney SLと刻まれていたが、ある日から Seven が彼女のために設計した KellCruis SL へと変わってたことでさらにうずく欲望が一気に頂点に。

その後に全日本の結果で世界戦出場が決まり、念願の Seven に乗れる機会が巡ってきたダブルチャンスにしばらくは状況を飲み込めずにいたが、すぐさまオーダーに取り掛かるため迷いなく、雪積もる富士山を横目に東京・立川へ向かったのだった。


ここからは Youtube にアップした動画を見ていただいた方が分かりやすいので詳しい説明は省かせていただくが、皆さんに伝えたいことはフィッテイングはあくまで基本である。まず基本を身につけなければ応用などもってのほか。

実際に受けたときのフィッテイングも 1 mm、いや 0.5 mm サドルを動かしただけでも分かる域まで達していて、ハマった!という瞬間になるまでとことん突き詰めていく作業。

かといってローラー台の上で問題がなくても、いざフィールドに行って走ってみるとなんか違うなんてこともある。それは乗り方だけでなくて、その日の体調やコンディションによっても影響する。常に変化し続ける状況においてどのように対応していけるかが成長への近道なのだろう。
ちなみに私はローラー台で合わせていくよりも実走し感覚を掴んでいく方が性に合うタイプ。

今回大変お世話になった Mangrove Bikes 高橋さんも、とにかく自分自身の感覚を大切して、違和感があれば色々試し変えてみること。その引き出しをいかに持っておけるのかが上を目指していくためにとても重要要素なのだと。
その言葉を胸に今も日々模索中である。。。

フィッティングを経てオーダーした Seven はサインオフから1週間ほどでアメリカから着弾、目に余るほどの美しい仕上がりはこれぞ Seven の真骨頂。

Seven Cycles – KellCruis SLについては一日語り尽くしたい言いたいことが山ほどあるので改めて説明させていただくことに。SimWorks ブログでアップするのでお楽しみに。

ご協力いただいたみなさんの声援を胸いっぱいに受けとめ、日の丸を背負い世界戦へいざ挑戦。

次回は世界戦挑戦記へ、そして次なる目標のお話へ。


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