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2018/9/26

RIDE IS LIKE HAIKU / vol.3


Text by Ohmura Tomokuni / Photo by Toyoshige Ikeyama

 

2018 09 26
 
嬉し恥ずかし初ブログ。
色々と縁あってSimWorksの一文を任される事に、ちなみに私の名前は大村と言います。
Circlesの店員でもなく
SimWorksの従業員でもなく
自転車に関わる関係者でもない
ただのライドが好きな会社員です。

そんなただの会社員が文章を書かせて戴くに至ったきっかけはやはりSNSでした。
内容は兎にも角にもライドの事。 まずはライドで出逢う風景を写真に納め、酔った拍子にその日のライドの出来事を稚拙な文章にし、最後にシラフでは恥ずかしくて考えられぬ俳句を添えてインスタグラムに投稿しています。

初めは自分自身の自己満足ながら一部の方々から面白がれ、同じ事を続けている内にCircles代表の田中さんから、まさかまさかのSimWorksへの一文をと誘われたのがきっかけとでも言いましょうか…。

思えば自転車と呼ばれる乗り物に取り憑かれて、十年以上が経ちました。
初めて買ったクロモリのロードバイクは訳もわからず買ったものの、レースから週末のライドまで、自転車に乗る事の楽しさを私に教えてくれたように思います。
 
それからあれよあれよと言う間に、手持ちの自転車は増えていくことになります。
バンクを走るためにトラックバイクを
山のオフロードを走るためにマウンテンバイクを
もっともっと速く走るためにフルカーボンのロードバイクを
初めて買ったクロモリのロードバイクから新しい自転車に乗る度に、新たな可能性と新たな楽しさを見つけてきました。
 
そして、初めてフルオーダーの自転車に乗った時の感動は、忘れる事が出来ません。

ハンドルを握り、ペダルを廻せば、自分の為の自転車なんだと直感的に感じるぐらい身体にすっと馴染み、全身でしっくりとくる感覚。 フルオーダーバイクとは速く走る為だけではなく、むしろ自身のペースで走った時には、ただの乗り物ではなく命を預ける相棒なのだと…。 決して安い買い物ではない、それでも自分自身の要望にあった自転車を手に入れてライドが出来るということは、自転車を愛する人にとって絶え間ない幸福な事のように思えます。

初めて買ったロードバイクから十数年が経過し、原点回帰と言いましょうか、敢えてクロモリのフルオーダーバイクを今回もSEVEN CYCLESでオーダーし、Circlesで組んで頂きました。 今回のロードバイクのパーツスペックなどに関しては、きっとCirclesのスタッフが適正な紹介をしてくれるでしょう。 それよりも私が話すべきことは、バイクを組んでから全くバイクフィッティングをせずとも、ベストなライドポジション(現にサドルの高さも自分では合わしていません。)を提供し、何よりも自分自身が求めていたフィーリングに最も合うロードバイクとなった事実は感激と言うほかありません。

きっと自転車に跨がった瞬間に笑顔になっていただろうと思います。

『Ride and Smile』

私のインスタグラムアカウントの原点。
もともとは私の原点とも言うべきサルサのクロモリ製ロードバイクを買った時に、おまけで付いてきたステッカーにこのロゴがありました。 今ではその短い英文が、私自身を最も簡潔に表す言葉だと自負しています。
それでは最後に、インスタグラムの投稿では酔っ払った勢いで、その日のライドを俳句にて綴っておりますのよければフォローしてみてください。

では最後にはなりますが…

『秋風と共に駆けし相棒と』

 
これからが一番良い季節…。

それではまた…。