2019/1/7
RIDE IS LIKE HAIKU / New Year Special


Text by Ohmura Tomokuni / Photo by Toyoshige Ikeyama & Monjya

 
2019 1 3
 
ゆく年くる年
年は過ぎ去り
新しい年明け
地球は1日かけて一回転し
太陽を一年かけて一周する
自転車に乗って
ペダルを回して
タイヤを転がす
まるで地球のよう…?

お恥ずかしながら、三十路を過ぎても独り身のワタクシ。年末年始を伊豆で過ごし、地元に帰ってからもグラベルライドからMTBライドまで、ぐるぐるぐるぐるとペダルを漕ぐばかりで、同じ事を繰り返しています。
 

 
さてさてペダルを漕ぐだけとは申し上げましたが、それなりにペダルを漕ぐ事で、人の輪も出来てきました。 伊豆でも、Circleの新春ライドと冬山のMTBライドでも、皆でライド出来る事は楽しく、新しい仲間と新しい輪がどんどん拡がって行くように感じるのです。
おかげさまで独り身の我が身ではありますが寂しい年末年始ではなく、一緒にライドに勤しんで戴いた事で賑やかに過ごす事が出来て、皆さま方大変ありがとうございました。
 

それにしても自転車に乗り始めた冬のライドと言えば、オンロードのみの凍結した道路を戦々恐々と走るだけでした。 それがグラベルライドと呼ばれる言葉が定着してからと言うもの、状況は変わってきました。 まず手始めに細いタイヤでジープ道を走り始め、それでは飽き足らず可能な限りの太いタイヤを履かせた自転車で行ける道を探すようになりました。 私のみならず私のライド仲間でもドロップハンドルで前傾姿勢のポジションでありながら、これでもかと言う太いタイヤを履いて、凍結した道から雪の積もったシングルトラックまで、どんなシチュエーションでも幅広く走る事が冬のライドとなってきたように思います。 (あくまで私の周辺に限ると思いますが…、)


 
そんな冬の山道を仲間と走るのは大変面白いのです。
 
皆で凍結路を恐々下り
ゲラゲラ笑いながらグラベルを走り
登坂ではただ無言で共に同じ道を登り
一人のトラブルには皆で助け合う
そしてライドの輪は拡がり、強まってゆく。

だからこそ冬のライドが私にとって、寒くとも心を放さないのです。

地球は自転を繰り返し、太陽の周りを一年かけて廻る。
一年の中に季節が生まれ、1日の中に朝と晩が生まれる。

日本においては季節の移ろいが明確にあり、昔の人々は季節の情緒を少ない言葉で表す遊びを始めた。

そして僕は季節を最も身近に感じる乗り物こそ自転車だと思う。
 

『笑い声集いし仲間正月に』

 
 
明けましておめでとうございます。
次回もお目にかかれれば。

 

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