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2018/8/4

BUILDER’S CAMP IN BOZEMAN from The Radavist

Text by SimWorks / Photo by John Watson from Radavist

最近巷ではZOZOスーツと剛力彩芽さんがビンビン来ていたらしいですね。 そりゃそうですよね、出会いのはなしですからね。
どちらかというと個人的にはZOZOスーツは気になります。 なんといっても、あなたのためだけのスーツやシャツを作ることのハードルがいっきに下がるということですから。 そして腕を通した瞬間に、長年待ち焦がれていた恋人に出会えてしまうのがカスタムメードの世界でもあり、本当に有能な職人が手掛けてくれていればなおさら良いでしょう。(ここはZOZOにとってもポイントだと思いますが)

シムワークスの扱うカスタムバイクとはまさにそんなオーダースーツの世界とかなり共通事項があり、私は運良くZUNOWという初恋の人に出会いましたが、のっけから最高に出会えたということがわたしの小さな誇りでもあり、まさにカスタムバイクを長年勧め続けている意味でもあるのです。

こんなタイミングでなにやらまた新しい最高が登場したらしいので、現場に中継を振ってみます。

RETROTEC 25TH-ANNIVERSARY FUNDURO XC 29ER HARDTAIL

毎年行われるNAHBSの会場でいつも話し合う決まりきったトピックとは、このようなバイクショーで年に一度だけ顔を合わせ、その時だけ話すコミュニティーということがいかにナンセンスであるかということです。 私たちが実行しないといけない事とは、つまりは単純に自分たちの作ったバイクとともに、フレームビルダーたちがもっと一緒に乗る時間を作るべきだってことでした。 コンベンションセンターの趣味の悪い照明の下、椅子に座って、バイクの説明やその乗り方について話し合うこともちろん大切なことです、が、実際にトレイルコースで一緒に乗ることとは全くもって別世界だということなのです。 今年、アダム・スカラーは一つの決断をしました 地元のボーズマンにおいて特別な週末を綿密に計画し、彼のフェイバリットな多くのバイクビルダーに招待状を送りました。 参加したビルダーはSquid, Breadwinner, Retrotec, Falconer, Horse, Alliance, そしてStrongの新旧ふくめ個性豊かなビルダーが揃い、それは「ビルダーズ・キャンプ」と名づけられ、地元のビルダー、食べ物、飲み物、そしてお店などを文化的に紹介するのが大切なひとつの目的とともに、参加してくれたビルダーたちとともに彼の愛するボーズマンのトレイルを駆け巡ることがもう一つの目的でした。 さらには地元の愛すべき人たちと一緒に、美しい山の町で5日間のリラックスしたバケーションという意味合いも含めて。

バイクフレーム・ビルディングの世界に25年存在するということは、とても多くのことを教えられるのでしょう。 それは単純にバイクフレームを作るということだけでなく、それについて深く考えた時間のことかもしれません。 そして25年に渡る業界の変化を常にキャッチアップしているという意味でもあります。 大企業の中の人としては全くもって大したことではない技術的進歩からその時々の流行や定番についてなどをこれから紹介するナパのガレージで出会うことができるビック・デュードは当たり前にすべてを理解し、それを正しく消化していることが多い気がします。 Retrotec(以下、レトロテック)のカーティス・イングリスとは、完璧主義者であり、変態主義者であり、自転車、自動車、モーターサイクル、スクーターたちの恋人ともいえますが、単に車輪を備えたものであれば何でも愛してしまうのかもしれません。 私の個人的な意見として聞いてもらえれば良いのですが、カーティスの仕事は自転車業界で最もユニークな存在の一つだということです。

カーティスにはレトロテックとInglis(イングリス)の2つのブランドの存在があります。 みなさんはレトロテックはクルーザーからインスパイアされたスウィープ・チューブがアイコンのブランドだと知っているでしょう。 またイングリス・サイクルはカーブを使わずに、よりストレートでスタンダードなカスタムバイクを提供するために自身のファミリーネームを冠しています。 そして今年で25周年を迎えたカーティスのビルダー人生を祝すために彼はレトロテック名義でみなさまに特別な提案を行っています。

レトロテックのシンボルでもある男性は私のお気に入りのロゴの1つです。 かれはまさに今年で25歳になり、カーティスはそれを祝すために最初の25枚のヘッドバッチだけには特別なナンバリングを施し、特別なフレームにそのヘッドバッジを付ける予定です。 今回のビルダーズ・キャンプのために、カーティスはこの特別なレトロテックの29erを灰色のプライマーでレンダリングし、あえてクロス・カントリー・ジオメトリで設計してきまし。 具体的になってしまいますが、この特別なモデルとは彼の打ち出しているファンデューロ・コンセプト (Funduroとはフルサスペンションが主流の今だからこそ、レトロテックが提案したい、現在進行系なトレイル用のハードテイルバイクをそう呼んでいます。)のラインナップに入り下にあり、それをFunduro XCと呼び、今回の特別なヘッドバッチが付くモデルになります。

ビルダー・キャンプ後にはこの自転車はカーティスの大親友のクリス(カーティスとジェレミー・シシップのビルディングのお手伝いを長年している、シム的にもフェイバリットなナイスガイ)の元へと嫁ぎました。 カーティスとクリスの背格好は同じサイズなので、つねにバイクを交換しあって、ジオメトリ、フィッティング、パーツキットやドライブトレインなどについてを意見しあって、いつでもレトロテックが最高の1台として認められるようにと走り、造り尽くしているのです。

もしあなたが新しいハードテイルを求めているのなら、彼の25周年をオーダーという形でお祝いしてみませんか?

by John Prolly Watson from The Radavist

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