毎日新しい発表を当ブログでご紹介できる事はほんとうに嬉しい出来事なのです。
それは新たな仲間を紹介するということを意味しているので、初めは小さかった僕らの世界が少しづつ広がっていることを確かな実感として感じることが出来ます。

そして本日はダニエルとデビンという2人のリアルサイクリストによってニューヨークで生み落とされた新鋭サイクルウェアブランド “Search and State” をご紹介したいと思います。
 

もともと彼らはカテゴリーにとらわれることなくありとあらゆる種類の自転車で遊ぶことが大好きで、常にアクティブなライフスタイルを好み、特にサイクリングは彼らにとって心の底から喜びや達成感を感じることができる遊びの一つでした。 そしてライドの途中から得たさまざまなインスピレーションに従い、既存の誰もが目にすることができるプロダクツとは全く異なった視点から自分たちのオリジナルのサイクリングウェアを作りたいと考え始めました。 さらには自転車文化そのものの素晴らしささえも製品を通して伝えていきたいと考えたのです。

ダニエルはNew York’s FIT (ファッションの専門学校) を卒業した後にデザイナーとして、またデビンは某アパレルブランドのマーケティングやブランディングといったフィールドで活躍していました。彼らは既存のビッグメーカにおいての変化のないブランディングやデザイニング、そして過去とのつながりだけによって業態がただ大きくなっていく事に対して飽き飽きしており、巨大産業のメカニズムに存在することに全く魅力を感じることができなくなったと彼らは語ります。
これらすべての経験を経て “Search and State” というとてもユニークで、誰が見ても何かが違うと容易に想像できる高品質のブランドをスタートすることになったのです。

彼らは”ニューヨーク”で製造するということに頑固なまでのこだわりを持っています。 彼らのお願いするマンハッタンにある幾つかのソーイングルームは3~4ブロック内のきわめて近距離にあり、そこでひとつひとつの繋がり合う人々によって（もちろんそこには彼らの信じる本物の才能を持った人が各セクションにいて）各工程が作業され、それを完璧にコントロールすることが彼らにとってとても重要だと話します。 技術の必要なアパレルを完成させるために大事なことは、その工程において変更や改善により迅速に対応できる事でもあります。 違う生地を試し、その結果をすぐに確認することが大切なのです。 他国で生産するということは、これらのプロセスが全くと言っていいほど異なり、やりとりですらとても難しくなって来ていると彼らはいいます。 その製造の一部始終を共にし、ひとつひとつの工程と品質を間近でしっかり見届けるということが彼らのこだわりなのです。

この様に彼らが信じる”モノ作り”をすれば、多くの人が必ず信じてくれると信じているのです。 そしてどこかユニークで、もちろんファッショナブルで、さらには実用的なツールとしてもしっかりと機能する製品をより多くのサイクリングを愛好する人々へ提供し続けたいと思っているのです。 なので毎日のように彼らは自転車に跨がり、存分に楽しみ、そこから得るフレッシュな刺激と喜びをそのプロダクトへと変換していく作業を続けるのです。

それはまるで私たちの信じるペダリングという行為にきわめて近いとも感じるのです。

そのラインナップとそれぞれの詳細は “Search and Stateプロダクトページ” にてご紹介しておりますので是非みなさまにご覧いただきたいと思います。

また多くの海外メディアにはそのプロダクトたちは紹介をされていてジョン・プローリー率いる “The Radavisit”や、イギリスのファッションポータルサイト “Esquire UK” (ちなみにこちらではCafe du Cyclisteの “Lucienne” も同ページに掲載されていますのでぜひチェックしてみてください。)、また “SELECYISM” においてもサイクルアパレルとしては異例な注目をされています。

そして最後にぜひご覧頂きたいのがこのSASが制作したフィルム “NYC to GSC”。

LAで近年最もホットな自転車店であり、SASの販売店でもある Goleden Saddle Cycley にバイクメッセンジャーが今期から製造を開始した新型Jerseyの第１号を直接手渡しでNYCから届けたドキュメントフィルムです。

商品のお問い合わせはお近くのSimWorks販売店までよろしくお願い致します。