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2015/5/23
FROM SEVEN THEORY自転車にもとめるべきものとは。

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“より軽ければ、より良いのだろうか?”
 
軽量のフレームを製作するのはそんなに難しいことではありません。もし軽量ということのみが購買を促進する唯一の価値だとしたならば、もしくはそれ自体がライドパフォーマンスおける主要な特徴だったとしても、この市場において一番軽いフレームを作る事は可能であり、そんな事は実際には “小手調べ” ともいえるでしょう。

 

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残念ながら自転車を作るという事は、どこのお店で、どのメーカーの自転車を選択し、購入するというシンプルな行動とくらべると、そこまで単純な事ではないともいえるのです。その重さを暗記したり、完成車に対してのそれぞれの持つナンバーを比較してみたりすることは、その自転車たちや将来的にしっかりと育っていく可能性のあるサイクリストにとっては少々迷惑な事になるのかもしれません。

 

自転車産業界内においては世界トップレベルのバイシクルビルダーであり、また自転車販売店として、私たちには全ての大切な要素、物語をそのポテンシャルカスタマーに伝え続け、そして成長の促進をさせる責任があるとも考えています。そうすることによってお客様は全ての情報を元に、次に購入するハイエンドの自転車をより正確に決定する事ができるからなのです。 パフォーマンス、耐性、安全性を損なわなければ、より軽くなればなるほど、より良いというのは明快な事実なのですが、やはり軽すぎる自転車はあまり面白くないという事実もあり、以下にその理由を上げておきます。

 

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・まずは自転車フレームの重さというものは実際に完成車の約17%でしかないということ。フレームの重さに神経を集中しすぎる事はあまり良くはありません。つまり残りの自転車のパーツが全体の重量の約83%を担っているため、大きな重量の違いとはその他パーツによって発生するからです。そして“紙面”に発表される総重量と、実際に“ストリート”にて走り始める時の重さはいつも同じであるとも限らないのですから。

 

・そしてあまりにも軽い自転車は、いざという時に不安定なハンドリングを起こしてしまう可能性が高くなる傾向が強く、ということは自信を持って坂を下る事が不可能になってしまうのです。確実にコーナーを曲がる事さえできない、そういう状況下においてしっかりと安全性が保てないのであるならば、それは公道を走ってはいけない自転車になってしまうのです。これは販売店としても絶対に購入をおすすめをしてはいけないと言い切れます。

 

・さらに物理的耐性をきちんと作り上げるためには少々の重量増は妥協しなければなりません。親指で押してトップチューブをへこませることができるフレームを見たことはありますか?実際にそれは軽すぎるという事の具体的な現れともいえます。永続的にサイクリングを楽しんでいきたいと願う一般的なサイクリストは不安定な挙動を持ちながら、1シーズンのみの耐久性能持つ自転車に実際は興味があるのでしょうか?
しかしながら私たちの市場には、超軽量の自転車というものがやはり存在しています。この自転車は、体重が極度に軽い人であり、競技においてその人の人生が成り立っていたり、そしてその装備に対してとてもとても優しく扱える人達専用といえるでしょう。やはりフレームの重量という要素はけっして全ての人に適応するとは限らないのです。

 
 
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より良きサイクリスト、もしくは(私たちはこう呼びたい)”仲間”が成長してもらうために使う時間というものはとても価値があると思います。今まで作り上げたきた自転車、その製品哲学、ならびにサイクリング精神をより信頼してもらえるための絶好の機会だと捉えています。一生涯のパートナーになりえるサイクリストに対して、しっかりとした安全サービスを原点に、セブン販売店との関係性をより強くし、良きサイクリストになってもらうためにやはり “接客” は最大で最高の機会だと私たちは信じています。

 

From : SEVEN CYCLE BLOG / SEVEN THEORY

 

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